神崎のナナメ読み

モーニング娘。おとめ組のコンサート　２００４年【３】

前回の続き。

ラップ調の曲から一転、しんみりとした「ふるさと」という曲になりました。
大ヒットした「LOVEマシーン」の前に出した曲です。
当時は、安倍さんがメインボーカル・・・というか、ソロで歌っていた曲でしたが、今回は、石川さんと飯田さんが分担して歌っています。
ちょうどセカンドアルバムが発売する直前にリリースされたシングルだったので、あまりヒットせず、同期の鈴木亜美さんが、「BeTogether」でオリコン1位を取ると云う、かなりどん底状態の時の曲です。
曲自体は良かったんですけれどね・・・・。
そんな最悪な状況の時、後藤さんが加入し、次の曲がミリオンセラーになって一時代を築きあげました。
まるで、SFロボットアニメの中盤にて、主役ロボットが破壊され、新しいロボットが導入されて復活するというパターンに似ていますね。
最近ですと「機動戦士ガンダムSEED」にて途中、主役機ストライクガンダムを木っ端微塵にされ、新しい主役機フリーダムガンダムで再起するというのがありました
まああれは、バンダイの(以下自主規制)。

続いて、「恋愛レボリューション21」という有名なシングルです。
これが、モー娘。最後のミリオン曲だったかと。
歌い終わるとメンバーはステージ端から去り、照明が暗くなります。
ここで休憩という事でしょうか、お客も座り始めます。
モー娘。はメンバーが入れ替わりして、常に平均年齢が低いのですが、追っかけしているファンの方は年齢を重ねていく一方です(お
長時間の立ちっ放しは辛いので、これはこれで良いかと。
しばらくして衣装替えして再登場。
「盛り上がっていますか〜？」「私達も超頑張る」「ドラマチックなコンサートに付いて来てね」とＭＣの後、「サマーナイトタウン」「BE ALL RIGHT」と続けて歌った後、またステージから去ります。
「サマーナイトタウン」は、大人っぽい曲なのですが、やはり甲高くて幼い感じになっていますね。

ステージ上から、白いスクリーンが降りてきました。
そしてそこに、「モーニング娘。さくら組」のメンバーが映し出されました。
今回のコンサートには登場していない、他のメンバー達です。
主要メンバーに、加護さん、矢口さん、高橋さん、そして、セーラーマーキュリーにそっくりな紺野さん等がいるチームです。
軽く挨拶をした後、彼女達の新曲「さくら満開」のプロモーションビデオがフルで放送されました。
時代設定は江戸時代でしょうか、みんな和服を着ています。
各人がアップになって、何かしらを口に加えているシーン(髪の毛、植物、着物の裾など)は、ファンのエロ妄想をたぎらせるシーンとなっておりました。
あちらには安倍さんがいたのですが、つい最近になって卒業してしまったので、加護さんが中心となった歌となっていました。
しかしその加護さんも夏には卒業してしまうので、果たしてどうなってしまうのやら。
実際の本人達の出演ではありませんが、それでもファンは掛け声や応援をしていました。
どうやら加護さんが一番人気があるようですよ。

スクリーンが上へ上がり、次はなんと、寸劇がはじまりました!
コンサートなのに舞台が始まるという、意外な展開。
歌だけでなく、ミュージカル、ドラマ、コントもこなす彼女たちだから可能なのでしょうね。
決して、おとめ組だけでは持ち歌が少ないので、適当な舞台を見せて時間稼ぎをしようなんて事ではないと思います(お

会場内にブザー音が鳴り響きます。
映画館で、映画が上演する直前に鳴らされるブザーと同じものです(最近は少ないかな)。
男性のアナウンスが聞こえます。
「これより、おとめ組劇場<告白シミュレーション>を上演いたします。お客様は座ってご観覧ください」みたいな説明がされました。
お客は一斉に座りました。
なかなか素直で宜しい。

ちょっと余談ですが、モーニング娘。のファンは、ココリコミラクルタイプ等でモーヲタとして変態的行動を晒し上げされていますが、実はなかなか良い奴らです。
例えば、たくさんのアーティストが登場する公開録画番組(ミュージックステーションのスペシャル等)では、モーニング娘。が登場せずに他のアーティストが歌っている時、自分がファンでなくても、ちゃんと声援や掛け声を行います。
それが、ちょっとマイナーで売れてないアイドルの時なんか、男性アーティストの追っかけをしている女の子達は、シカト状態で何もしないのですが、そういう時でも彼らは声援を送ります。
こういうのって、歌っている方も嬉しいのではないでしょうか。

おとめ劇場については、本日中にまたアップします→こちら。