2004年04月21日

奥田民生 VS Mr.Children【2】

前回の続き。

奥田「このアルバム、通算何枚目でしょうか?」

メンバー「11枚目です」

奥田「11枚!? 何年かけて?」

メンバー「12年。何か分かりやすくて、馬鹿なバンドみたい」

奥田「いやいや。それは間が空いたり、詰まったりしたの?」

メンバー「頭の方は結構、早かったですね。1枚目がミニアルバムで、2枚目がすぐ同じ年だったかなあ」

奥田「それは、レコード会社との契約で、そうなっているんですか?(笑)」

メンバー「なんか、渋い話しになってきたなあ(笑)」

奥田「何枚出さなきゃいけないとかあるの?」

メンバー「いやいや、そういう契約はないはず・・・・」

他のメンバーも頷きます。

奥田「みんなは頷いているけれど、俺はあるぜ!」

一同、笑い。

メンバー「民生君はあるんだ」

奥田「(契約で、ミスチルは毎年、CDを)出さないと駄目なんだよね?」

メンバー「出さないのは・・・(考え込む)」

奥田「それじゃあ、原盤は?」

作曲したものの権利(お金)に関して問い合わせたところ、一同笑いの渦。

メンバー「どんどん渋い話しになってくるなあ。電波に乗っけて”原盤は?”なんて(笑)」

ここでCMに入ります。
明けて最初に奥田さんの口から発せられた言葉は「(原盤について)続いておりました」。
一同が笑っています。
奥田さん、お金の事に非常に興味があるらしく、まだまだ続きます。

奥田「原盤やら何やら、一体いくら貰っているんだと。そういう話しが、リスナーのみんなも知りたいんでしょ?」

メンバー「金額?」

奥田「あのー、この業界には、レコードの印税とかあるけれど、他にも、もっとベタなものがあるじゃないですか。俺が一番分からないのは、CMのギャラとか(ミスチルのメンバーが”あ〜”と頷く)、それは誰々に3,000万円とかさあ、そのお金はどうなっているんだと」

メンバー「果たして、そのお金が我々の手元に入ってくるのかどうか・・・」

奥田「ライブとかどうですか?」

メンバー「ライブ?」

奥田「一本幾らとか貰ってる? あっ、その前に給料を貰ってる? 事務所から」

メンバー「みんな貰っている。けど、みんな個人個人で会社を持っているから・・・」

奥田「それぞれが?」

メンバー「うん。そっから給料を貰うという、ややこしい事になっている・・・・・・って、何でこんな渋い話しをしているんだか。普通の飲み屋の会話になっちゃっている」

一同、笑い。

奥田「という訳なんですけれどね。これでどうなるんでしたっけ、次は?」

進行を良く分かっていない奥田さんに一同は笑っています。
その最中、奥田さんは、スタッフに進行を尋ねています。

奥田「・・・・トークして、もう一曲? 今とそのまんまじゃないですか。え〜、何のトークをしようかなあ。え〜とね、レコーディング裏話っつうのもなあ。ね〜?(みんなに同意を求める)そういうの(雑誌等の取材で)話し疲れたでしょ?」

メンバー「もう、レコーディングの話しは・・・・なっ?(みんなに同意を求める)。そんな事より、釣りの話しでも(笑)。最近、フライフィッシングを始めたんで」

他のメンバー「民夫さんは、バス釣りですよね?」

奥田「最近、ちょっとやってないですけれどね。最近は”タナゴ釣り”やってるっスよ」

メンバー「タナゴ釣り?」

奥田「タナゴっつうのはね、3センチぐらいの小さい奴でね。長くてせいぜい2メートルぐらいの竿を使って、すっごくちっちゃい、セコイ仕掛けで釣るんですよ。タマゴと小麦粉を練った奴をゴム手袋を切った奴に入れて、それに針でピッと開けて、ミュ〜と出すわけよ(笑)。それを針に、イ〜って付けて、ピピピッて釣るの。もの凄くセコイの」

メンバー「浮きとかあるの?」

奥田「あるけれど微妙な動きで、風が吹いたら訳わかんない。(仕掛けに魚が食いついた時の)感触は、ケータイのブルルぐらい」

桜井「達成感、なさそ〜!」

一同、笑い。

奥田「でも、ちょっと究極なんだよね。その小ささといいね。俺の指って、なんて太いんだろうって思うわけなんですけれど・・・」

奥田さんは、メンバーが始めたという釣りの事を聞きます。
釣りを始めたきっかけは、誘われてやってみたら気持ち良かったからだそうです。
しかし、フライフィッシングは難しい釣りです。
そこの辺りを聞きますと、駐車場でキャスティングの練習をしているとか。
飲み会の時の集合場所も駐車場。
他のメンバーは練習には付き合ったけれど、実際にはやっていないとか。
釣りに行くのは、都心から一時間ぐらいの山梨県辺りだそうです。

奥田「フライ(フィッシング)は、釣るまでのプロセスが色々とあって奥が深く、魚を釣るんじゃなかったの?ってなりがちだよね」

メンバー「毛ばりを作ったり?」

奥田「うん。釣れなくてもいい、みたいな(それまでの過程が楽しい)」

ここでようやく、釣りの話しも終了。
次は、自分達の年齢についてのお話しへ続きます。

そのお話しは、また次回へ(今回は、お金と釣りで終わってしまった・・・)。

Posted by kanzaki at 2004年04月21日 07:00 | トラックバック (0)
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