2004年06月30日

日本の実写版「スパイダーマン」DVD-BOX化

東映ビデオ株式会社は28日、'78年からテレビ東京系で放送されたテレビドラマ
「スパイダーマン」をDVD-BOX化すると発表した。価格は47,250円。発売時期は2005年春で、
初回生産限定となっている。

ドラマ「スパイダーマン」は、マーベル・コミックスの同名漫画を東映が実写化した作品。
CGなどが無かった時代の作品だが、ビルの壁を登り、天井を這う蜘蛛男のアクションを特撮で
再現。原作者のスタン・リーも絶賛したという。
また、日本版のスパイダーマンには、巨大変形ロボット「レオパルドン」が登場。
スパイダーマンがレオパルドンを操り、敵と闘うなどのオリジナル要素も多く取り入れており、現在の戦隊ヒーロードラマの原型を築いたとも言われている。

DVD-BOXは8枚組み。全41話を片面2層の本編ディスク7枚に収録。さらに、'78年夏に公開された
東映まんがまつりの「スパイダーマン」(24分予定)を収めた片面1層のボーナスディスクを1枚
付属しており、映像特典なども収録する予定。また、「スパイダーマン大検証」と題した100ページの解説書も同梱する。

平和に暮らしていた山城宇宙考古学研究所の山城博士一家。だが、スピードレーサーの拓也の耳に、ある日「わが兄弟よ、来たれ兄弟、わが兄弟よ…」という不思議な声が聞こえてきた。
それは400年前、鉄十字団のモンスター教授によって、故郷の星を追われたスパイダー星の王子・
ガリアの声だった。選らばれた青年・拓也はガリアからスパイダーエキスを注入され、スパイダーマンに変身。鉄十字団と死闘を繰り広げていく。
監督は竹本弘一、佐伯孚治、小林義明ほか。特撮は矢島特撮研究所が担当。
出演は香山浩介、三浦リカ、大山いづみ、矢葺義晴ほか。

※ソース全文(AV Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040628/toeiv.htm

※スパイダーマンDVD-BOX詳細
http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/spiderman.html

* * * * *

いよいよ7月10日より、映画「スパイダーマン2」が劇場公開。
最近は、CM等の宣伝を多く見かけますね。
そんな、蜘蛛男ブームな最中、遂に「アレ」が再登場です!

1978年、スパイダーマンが、東映製作による特撮番組として、日本で放送していた事を知っていますか?
しかも、「レオパルドン」という、イカした巨大変形ロボットまで登場していたのです。
「怪人登場」→「暴れる」→「ヒーロー登場」→「怪人が倒される」→「怪人巨大化」→「ヒーローがロボットで戦う」という、スーパー戦隊シリーズのお約束的展開の一番最初は、実はスパイダーマンなんですよ。

レオパルドンって、どんな奴か知りたい方は、下記にレオパルドンの変形オモチャの紹介がありますので、ご参照ください。

DX超合金・レオパルドン
http://members.at.infoseek.co.jp/inukakure/leo.htm

マーベラーという飛行形態から変形可能。
☆みたいな形の口が印象的。
黒と銀をベースに黄色をあしらったカラーリングは、仮面ライダー913的でなかなかクールです。

当時は、CGなんて使えない時代です。
なので、スパイダーマンが天上をはって移動するシーンは、天上と地面が逆に作られたセットで撮影し、編集の際に上下反転させて、あたかも天上を移動しているように作られていました。
東映版スパイダーマンの見た目的な特徴は、左手首に付いている大きめのリングでしょう。
記憶が定かではありませんが、その中に変身スーツが入っていたり、ここからスパイダーネットを射出したり、レオパルドンを呼ぶ通信機として使っていたかと思われます。

オープニングテーマも独特なんです。

♪へへいへぇーい ワォ!
へへいへぇーい ワォ!

ビルの谷間の暗闇に〜(スパイダーマン)
キラリと光る怒りの目ぇ〜(スパイダーマン)
安らぎ捨て〜て
全てを捨て〜て
悪を追ってぇー
空駆けるぅー(チェンジ・レオパルドン)
君はな〜ぜ〜
君はな〜ぜ〜
戦い続けるのか命をかけてぇー
一筋に〜 一筋に〜
無敵の男 スパイダーマン

ひょっとしたら、下記で聞けるかも。
J-hero.COM
http://www.j-hero.com/plamocherid/music/otherhero.htm

動画は下記に、まだあるかも。

http://coiaccona.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uplog/up0172.wmv

曲の合間に入る「スパイダーマン」「チェンジ・レオパルドン」という言葉は外人のしゃがれた叔父さんが喋っています。
これが笑えるというか、かっこいいというか。
「スパイダーマン」は「スペッダメーン」に聞こえるし、「チェンジ・レオパルドン」は「チェンジョオアレオパッドーン」って聞こえます。
前半の映像は、スパイダーマンが動くシーンが中心。
後半の映像は、レオパルドンの変形シーンで埋め尽くされています。
今見ても、そんな「あり得なーい!」って感じではありません。
案外、チビッコが観ても違和感無しに楽しめるかも。

さすがに大昔の番組なので、私は内容について記憶が定かで無いのですが、サブタイトルが秀逸です。

第1話: 復讐の時は来たれり!撃て鉄十字団!!
第2話: 怪奇の世界!宿命に生きる男
第3話: 怪盗001 VS くも男
第4話: 恐怖の半魚人!奇蹟を呼ぶ銀の糸
第5話: 激突マシンGP-7!兄弟の誓い
第6話: 戦慄の実験室!悪魔のモンスター教授
第7話: 恐ろしきヒット曲!歌って踊る殺人ロック
第8話: 世にも不思議な昔ばなし 呪いの猫塚
第9話: 動くアクセサリーは恋のカブト虫スパイ
第10話: 炎地獄にへび女の涙を見た
第11話: モンスター教授のウルトラ毒殺
第12話: 華麗なる殺人マシーンへの変身
第13話: ドクロ団 対 悪魔の霊柩車
第14話: 父に捧げよ 戦えぬ勇者の歌を
第15話: ぼくたちの命の約束
第16話: 名犬よ父のもとへ走れ
第17話: プロレスラーサムソンの涙
第18話: 母の胸に甦る少年
第19話: まぼろしの少年 地図にない村
第20話: 謎が謎を呼ぶ私の出生の秘密
第21話: 大空に散る父の愛
第22話: 暗い運命に泣け 父と子
第23話: 家なき子たちに愛の学園を
第24話: ゴキブリ少年大戦争
第25話: 秘宝と犬と複成人間
第26話: 絶対ピンチのにせものヒーロー
第27話: さらば戦友 愛しのセパード
第28話: 駅前横丁の少年探偵団
第29話: 急げGP-7 時間よ止まれ
第30話: ガンバレ美人おまわりさん
第31話: 明日なき子連れ刑事
第32話: 甘くささやく妖女
第33話: 男の子をイビる 野生の凄い少女
第34話: びっくりカメラ殺人事件
第35話: 秘境アマゾンから来たミイラ美女
第36話: タマネギ鉄仮面と少年探偵団
第37話: 地獄からの密使 えん魔大王
第38話: ブリキの一番星と少年探偵団
第39話: 格闘技世界一大会
第40話: さらばゼロ戦の謎
第41話: 輝け熱血の勇者


「恐ろしきヒット曲!歌って踊る殺人ロック」殺人ロック聴きてぇ〜。
「男の子をイビる 野生の凄い少女」野生の少女タン、ハアハア。
「びっくりカメラ殺人事件」どんな殺人やねん!
非常に面白そうですね(笑)。

東映の特撮版の他に、日本版のコミックもあったようです。
なんと、画:池上遼一、作:平井和正というコンビ!

http://www.asahi-net.or.jp/~qq3y-nkdo/irdb/ir_comics/section1/Spiderman1.html

オナニーや集団レイプ満載の鬱マンガです( ´Д⊂ヽ

今回のDVD化は嬉しいですが、版権の関係からか、非常に高価ですね。
スカパーのファミリー劇場でやってくれないかなあ。

映画のスパイダーマン2と同時上映で、東映版も30分ほどやってくれたら、きっとチビッコは「レオパルドン、かっこいい〜」と目を輝かせることでしょう。
この映画は、観にいきますので、後日レポートしますね。

Posted by kanzaki at 2004年06月30日 07:00 | トラックバック (1)
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