2004年08月07日

2004年上半期の話題商品【1】

2004年上半期の話題商品<速報>

株式会社電通 消費者研究センターは、本年7月に行ったインターネット調査から「2004年上半期の話題商品」の分析を行った。
同時に、消費者が選ぶ今年上半期の話題商品ベスト10が明らかになった。

2004年上半期は、景気の見通しが好転してきたことを反映して、前向きな消費トレンドが復活の兆しを見せた。
「デジタル一眼レフカメラ」、「プレミアムシャンプー」、「豪華旅行」など上流志向の消費からは、デフレ時代に影をひそめていた「高くても品質にこだわる」、「ゆとりを演出したい」というニーズを読み取ることができる。
“私は特別”というセレブ気分を味わう心の余裕も出てきたといえる。

自分の内側から熱くなることができるコンテンツも人気を集めた。
「冬のソナタ」、「世界の中心で、愛をさけぶ」のような純愛ストーリーや、潔い男気を前面に出した「ラストサムライ」、「ハルウララ」など、観る側の本能を刺激し、感性に直接訴えてくるので、鬱憤が洗い流されるようなカタルシスを得ることができる。
精神的にもすっきりしたい、解放されたいという消費者の欲求が強くなっている。

これまでの“癒し”ブームは、誰かが苦痛を取り除いてくれるのを受け身で待っているというものだったが、今年は“癒し”に代わって、積極的に快適空間を創ろうとする意志が話題商品に表れている。
「薄型テレビ」、「着うたケータイ」、「携帯型デジタルオーディオプレーヤー」、「ハウスダスト対策商品」、「オール電化住宅」、「部屋干し関連商品」など、ウチでもソトでも自分流に工夫して居心地のよい空間を確保しようとする先取り的な動きである。

−消費者が選んだ 2004年上半期の話題商品ベスト10−
1位  アテネオリンピック
1位  DVDレコーダー
3位  にがり商品
4位  ペ・ヨンジュン(ヨン様)
5位  「ラストサムライ」
6位  「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
7位  ハルウララ
8位  「世界の中心で、愛をさけぶ」
9位  パケット定額制
10位  薄型テレビ

※以上は、約160アイテムのヒット商品候補を対象としたインターネット調査で、「知っている」、「おもしろいと思う」、「自分の周りで話題になっている」、「世の中ではやっていると思う」の4項目を合計して指数化し、上位10位となった商品

* * * * *

だいたい、みなさんの予想通りでしたか?
このまま年末の流行語大賞にランクインするものも出てくるでしょうね。
1位のアテネオリンピックですが、正直、これはそこまで注目と話題になったのでしょうか?
開幕直前のここ最近になってからのように思います。
アテネオリンピックというより、長島ジャパン、女子バレー、とある選手の出場するかどうか等、オリンピックに「関連する」ものが、話題になったので、それらを統括して「アテネオリンピック」とまとめた組織票という感じです。
まあ、このアテネオリンピックに関しては、電通がいろいろと関わっているので、素直に1位という結果を受け入れられない私だったり。
もうすぐ開幕。
そうすると、テレビはオリンピック一色で盛り上がるのでしょうね。
時差の関係で、夜が多いのかな?
睡眠不足の人が多数発生する悪寒。

DVDレコーダーは、いよいよ本格的にビデオデッキに取って代わる機械になりましたね。
各社からたくさん発売されていますが、気になる一品は、地上アナログチューナーとMPEG-2エンコーダーを2基搭載して2番組の同時録画が可能なHDD&DVDレコーダー“W録(だぶろく) RD-Style”『RD-XS53』『RD-XS43』の2製品。
8月1日に発売。
価格はどちらもオープンプライスで、RD-XS53が15万円前後、RD-XS43は12万円前後。
詳しくは、下記のサイトへ。

DVD from TOSHIBA
http://www3.toshiba.co.jp/dvd/j/index_j.htm

ASCII24
「東芝、地上アナログチューナーを2基搭載したHDD&DVDレコーダー“W録 RD-Style”2製品を発表」

http://ascii24.com/news/i/hard/article/2004/06/09/649924-000.html

これで同じ時間帯に録画したい番組が重なっても、大丈夫というわけですね。
オリンピックも見たいし、されとて、裏で放映している連続ドラマも見たいという時に便利ですね。
オリンピック関係は、録画したいものを予めiEPG等で予約しておけば、カセット等の録画メディアの差替えをしなくても録画O.K。
どんどん番組を録画して貯まっていきます。
ハードディスクの容量も年々増えているので、通常の視聴方法ならば、容量が不足することは無いでしょうね。
ちょっと気になったのは、デジタル地上波のコピワン対応を謳っているDVDレコーダーというものを聞いたことが無いことです(あるかもしれませんが)。
7年後には、現行のアナログ放送も終了。
そうすると現在、ハイスペックなものを買っても、直に使えなくなってしまうという事態になってしまいますね。
コピワンとは、コピーワンスの事。
ハードディスクに録画した番組は、コピーガードによって、DVDに記録が出来ません。
将来は、「ムーブ」と云って、ハードディスクに記録した番組をDVDへ記録にしたら、ハードディスクの方は消去されるという仕様が一般になると思います。
特別、物欲が沸かないのならば、もう少し様子を見るのも良いかもしれませんね。
内蔵ハードディスクが大容量になり、たくさん番組を録画できるのは良いのですが、果たしてそれらを全て再生して鑑賞できる時間というものはあるのでしょうか?
人間、「録画する」「貯める」という行為が好きですよねぇ。
かの島本和彦氏は、こんな事を云っています。

人は録画しているという安心感があるから残業したり、休日に旅行にいったり出来るんだよ。
人生、録画する暇はあっても見る暇は無し。

しごく名言だと思います。

3位のにがり商品、これも良く耳にしたものです。
けれど、どれぐらいの効果があるか疑わしいものです。
そういや、下記のようなニュースがありました。

ダイエット効果があるとテレビや雑誌などで紹介され、健康食品としてブームになっている「にがり」について、独立行政法人国立健康・栄養研究所(東京)は14日、ダイエット効果の根拠がないとして、取りすぎに注意するようホームページで呼び掛けを始めた。
にがりは濃縮した海水から塩を除いた後の残留物で、主成分は塩化マグネシウム。
これまで豆腐を作る凝固剤として使われてきた。
研究所によると、主成分の塩化マグネシウムが「糖の吸収を遅らせる」「脂肪の吸収をブロックする」「糖質代謝を促進する」などとして、 ダイエット効果を紹介する例が目立つが、どれも確実な根拠や文献はない。
マグネシウムは医薬品の世界では下剤に使われており、食品としても過剰に摂取すると下痢する可能性がある。
下痢による一時的な体重減少は見かけの変化にすぎず、ビタミン、ミネラルの吸収を妨げることもある。

・・・という訳で、過剰な摂取はしない方が良いです。
最近は、「にがり」から「豆乳」へ話題がシフトしているように思います。
下記をご参照くだされ。

豆乳ローションで抑毛
http://kanzaki.sub.jp/archives/000349.html

今年前半の総まとめ的な文章を書くには、非常に面白い内容なので、次回も続きます。

Posted by kanzaki at 2004年08月07日 16:40 | トラックバック (0)
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