神崎のナナメ読み

劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE - フルブラスト・アクション -」の感想【2】

それではまた、前回の続きを。

前回の記事：劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE - フルブラスト・アクション -」の感想【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000398.html

今回の映画は、変身前の姿でのストーリー展開は殆どなく、出ていても、それらの多くをバンとマリーで占めていました。
ジャスミンの変身前の出番が少ないので、私としては非常に残念。
マリーとウメコが一緒に入浴しているシーンでは、私はあのアヒルのオモチャになりたかった・・・。

まあその分、映画はアクションの方に力を注いでいたので、そちらについて書きます。
・・・とは云っても、そのアクションも未消化の部分があるのですが。

やはりアクションシーンで一番かっこ良かったのは、デカレンのボス、ドギーですよ。
デカレッドがピンチになった際（デカレッドとヴォルガーは、高いビルの上の方で戦っています）、デカマスターに変身してやってきました。
その登場の仕方なのですが、ヘリコプターで上昇してきて、そのヘリから身を乗り出し、ライフルで敵を狙撃です！！
なんだか見覚えのあるシーンだと思ったら、これって「西部警察」かよ！！
西部警察の大門（渡哲也）がよく、ヘリからライフルで敵を狙撃していましたが、あのイメージのまんまです。
デカマスターが使っていたライフルなのですが、よーく見ますと、これってディーソードベガでは？
あの剣は、ライフルとしても使用できたんですね。
バンの窮地を救ったその後、イガイガ君３体を必殺技で軽やかに斬っておられました。
最近、テレビでの活躍が無かったので、その姿にウットリですよ。
さすが、抱かれたい犬・上司にしたい犬Ｎｏ．１のドギーさん！

アクションシーンでは、ディーバズーカを使い、全員で一体を倒すというシーンはありませんでした。
その代わり、ガスドリンカーズのメンバーとデカレンのメンバーが、一対一の勝負をしていました（イエローとピンクのみ共同戦）。

印象に残っているのは、デカブルーの対決かな。
デカブルーはバイクアクションが華々しかったです。
「マトリックス リローデッド」の１シーンみたいに、バイクの後輪を持ち上げたまま射撃したり、バイクを横向きのまま空中に浮いて射撃、そんな感じでした。

デカグリーンは敵を水の中へ落とし、それが浮上してきてはやっつけるみたいな感じ。
割りと時間的には短めかな？
デカグリーンのイメージは、武器を使わずに武術のみで倒すというのがあったので、それを徹底してくれたら嬉しかったなあ。

デカイエローとデカピンクは、敵を中心にして空中をグルグル回って射撃していました。

そしてデカレッド。
デカレッドはジュウクンドーという二丁拳銃を使った技が得意です。
対して、敵のリーダー・ヴォルガーは、ジャアクンドーの使い手。
至近距離で敵の銃をサバきながらの撃ち合いでして、ある意味リベリオン・・・。

リべリオンというのは、2002年12月6日アメリカ初公開、2003年3月29日より日本で上映された映画。
この映画では、究極の武術ガン＝カタ〈GUN=KATA〉が登場。
銃撃戦の統計学的分析をもとに敵の死角に身を置き、瞬時に相手を倒すそれは、剣道.空手を始めとする東洋武術と銃の技術を融合させた無敵の“型”。
銃を用いて狭い空間で行われる武道。
デカレッドのジュウクンドーの元ネタです。

ヴォルガーの変身前の姿は遠藤憲一さんが演じておられます。
最初登場した時、雨上がり決死隊の宮迫さんだと思ったのは私だけでしょうか？（すみません）。
あと、デカレッドが銃を床に向けて連射し、穴を開けて落ちていくのは、アンダーワールドの影響でしょうか。
なかなか良かったですよ。

ガスドリンカーは、ヴォルガーだけが強くて、他の三人はハッキリ云って弱いです。
テレビ版に登場したヘルズ3兄弟の方が、圧倒的に強いですよ。
各デカレンジャーの強さを見せつけるかませ犬と化していました。
上映の尺の関係で、仕方がなかったんでしょうね。
その分、デカレッドの活躍に時間を割いていました。

そんな訳で、アクションにも消化不良があったにはありましたが、デカマスターがかっこ良かったのでＯ．Ｋです。

次回は、ロボ戦と、見た人でも気づかないような小ネタを書こうと思います。

次回の記事：劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE - フルブラスト・アクション -」の感想【3】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000400.html