2007年10月10日

私は紙の手帳よりも電子手帳(PDA)派

下記の紙の束、一体なんだと思いますか?

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実はこれ、私の使用している電子手帳(PDA)の中に入っている個人データを紙に出力した束なんです。
2002年から最近までの予定表、アドレス帳、メモ、ToDoのデータをA4サイズの紙に印刷しました。
まさか、こんなにも沢山になるとは思いもよりませんでした。

私の使っている電子手帳(正確にはPDAです)は、ソニーから発売されていたCLIE<クリエ>と呼ばれるものです。

●「クリエ」TH PEG-TH55
http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-TH55/index.html

今で言いますと、アップルの「iPod touch」を音楽よりも、住所録やスケジュール、メモなどのプライベートな情報の管理(PIM機能)を強化したものと思ってください。

●(参考)アップル - iPod touch
http://www.apple.com/jp/ipodtouch/

PIM機能重視とは言っても、無線LANでインターネットやメールが可能ですし、音楽・動画の再生、静止画・動画の撮影、ゲーム、ワード・エクセルまで扱えます。
言わば、手のひらサイズのコンピュータです。

更に、このPDAの凄いところは、パソコンと連携してデータの同期やアプリのインストールも出来ることです。
PDAの中に入っている個人データをパソコンにバックアップできるので、万が一、出先でPDAを紛失したり壊したりしても大丈夫です。

2002年の2月にPDAを使い出して今で3台目。
その3台目が、「クリエTH PEG-TH55」です。

degital02.jpg

私は皮のカバーで覆っており、紙のメモ帳も挟んであります。

先日、予定表の先月以前のデータが、PDAから吹っ飛んでいる事に気づきました。
パソコンの方にあるバックアップデータを見ても、やはり予定表の過去データがありません。
この時は青ざめましたよ。
年間、月間のスケジュールを組み立てる際、前年までの履歴を参考にするものですよね。
それが出来なくなるのは痛い。

幸いな事に、マメに、パソコンにインストールしてあったOutlookのデータとPDAのデータを同期していました。
PDAのバックアップデータが、別の形で残っていたのです。
Outlookの過去データをPDAに入れることで補完することが出来ました。

電子機器というのは便利な反面、データを一気に喪失するおそれもあります。
その為にも今回のように、複数のバックアップをとっておくのは得策だと思いました。

念のためなのですが、過去から現在に至るまでのデータを紙に出力しておこうと考えました。
物理的にデータを残すのも、良い手だと思ったからです。
そして、その印刷をした結果が、冒頭の紙の束になるのです。

私はプライベートなデータは勿論ですが、主に仕事で毎日使用している為、知らず知らずのうちにデータが膨れてしまいました。

これだけの情報量を紙の媒体で持ち歩くのは大変です。
それと同じだけの情報量を手のひらサイズのPDA一台に収められるのは、今更ながら凄いなあと思いました。

私は今後もPDAを使い続けることでしょう。
但し、既に私の使用しているソニー製のPDAは製造しておりません。
このPDAのOSは、PalmOSと呼ばれるものなのですが、このOSを使ったPDAは、海外でしか販売されていません。
インターネットのおかげで、端末の入手は可能ですが、メンテナンスや保守その他で不安はつきまといます。
まあ、OSは変わるかもしれませんが、中に入っている個人データを引継ぎ、PDAと言う媒体そのものは使い続けていくことでしょう。

これだけ便利なPDAですが、世間ではあまり普及していません。
今でも主流は、紙の手帳です。
年も暮れになってきますと、文房具屋や本屋では、数々の紙媒体の手帳が販売されます。
中には万単位の値段がするものもありますよね。
安いPDAが買えてしまいます。

紙には紙の利点、電子機器には電子機器の利点があります。
だからこそ私は、紙のメモ帳と一緒にPDAをカバーで覆っています。
打ち合わせや商談の際、メモは紙のメモ帳に書き綴った方が早いですし、スケジュール・ToDoのチェックはPDAで確認した方が正確です。

今となっては、紙の手帳のみでスケジュール等の管理をするのは不可能と言いますか、自信がありません。
紙の手帳を使っている人達は、毎年繰り返される行事や行動等は、翌年の紙の手帳に転記しているのでしょうか?
また、紙の予定表は、月間・週間・一日単位の各ページがありますが、同じ内容を全てに書き込むのでしょうか?
もしそうならば、私には無理です。

そして私の致命的な欠点は、「早書きをすると、何を書いたのか読めない汚い字」になってしまう事です。
せっかく値段の高い機能的な紙の手帳を入手しても、汚い字で書いていたら、記録としての意味をなしません。

人によっては、手書きをした方が記憶に残るから良いと考えられる人もいますが、記憶に残せる程度の分量ならば、そもそも最初から手帳なんて使いません。

私のPDAに収められた情報量は膨大になってきているのですが、それら個々のデータにアクセスするのは、案外容易です。
パソコン同様、検索機能があるからです。
キーワードを入力すれば、一瞬で候補が現れるので、その中から選べば良いのです。
電子化された情報の一番良いところは、高速で検索できる事です。
これは紙の手帳には出来ないことです(紙の場合、記憶による手探りでページをめくっていく事になります)。

先ほど、PDAが普及していないと書きましたが、姿を変え、少しずつ身近にはなってきています。
それは、携帯電話です。
今の携帯電話は多機能化しています。
その中でも、情報管理に優れた携帯電話があります。
その名も「スマートフォン」。

スマートフォン (Smartphone) は、携帯電話・PHSと携帯情報端末 (PDA) を融合させた携帯端末。 通常の音声通話や携帯電話・PHS単独で使用可能な通信機能だけでなく、本格的なネットワーク機能、PDAが得意とするスケジュール・個人情報の管理など、多種多様な機能を持つ。(wikiより抜粋)

日本でも、誰もがスマートフォンを普通に使う日が近いと思います。
私もいずれ、スマートフォンを使うかもしれません。

なんにしても、私は紙の手帳よりも電子手帳(PDA)派と言うのは変わらない気がします。
あなたは、どっち派ですか?

Posted by kanzaki at 2007年10月10日 22:41