2010年05月02日

第6回 本町あねさ会〜三世代交流チューリップの花絵大会【その1・花絵編】

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先週日曜日、新潟市古町にて、
「第6回 本町あねさ会〜三世代交流チューリップの花絵大会」
が行われました。


●第6回 本町あねさ会〜三世代交流チューリップの花絵大会

日時:2010年4月25日(日) 12:30〜16:00
場所:新潟市中央区本町6「白龍大権現様前」
スケジュール:
12:30-花絵製作
13:00-ディスコン大会
主催:本町あねさ会
協力:本町5・6番町、本町中央市場人情横丁、新潟まちなか同志隊 他


「チューリップの花絵」は、新潟市のいたるところで行われています。
新潟県は日本一のチューリップの生産地です。
球根を成長させる為、チューリップの花は開花後、すぐに摘み取られてしまいます。
摘み取られてしまった綺麗で美しいチューリップの花を使って「花絵」を作り、もう一度命を与えようと考えられました。
また、花絵を作ることを通して、街を愛する心も育んでいこうと、花絵プロジェクト実行委員会が中心となって行われています。


●にいがた花絵プロジェクト
http://www.niigata-hanae.jp/index.html


今回の花絵の作成は、地元の子供達と父兄、そしてその上のおじいちゃん、おばあちゃん達によって行われました。
少子高齢化によって、新潟市中心街の子供の数は減っていると思います。
なにせ私が小学校の時ですら、一学年に2クラスしかありませんでしたから。
その為、どれぐらいの子達が集まるのかと思いましたが、15人前後はいたかと思います。
製作する花絵の大きさからすれば、十分な数です。
多くが、小学校低学年の女の子達でした。

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花絵のベースとなるパネルには、等間隔に穴が開いています。
その穴に、チューリップの花を刺していきます。
チューリップの花は、赤や黄色、白等がありますので、各色を使い分けて刺していきます。

子供達は、大人達からやり方を教えてもらうと、率先して花絵の製作に取り組んでいました。
飽きて放り投げてしまう子はいません。
今の子供達の方が協調性があり、集団作業を真面目に取り組みます。
私の時代なんかと違って、非常に立派だと思いました。

多分、そうやってちゃんと出来るのは、大人たちがキチンと方法を教えてあげているからだと思います。
ビジネスの社会では年配の人達が、「今の若い子達は何もできない」と嘆いていますが、それは年配の人達が仕事を教えてあげないから。
本来、年上が指導をしなければいけないのに、その作業を放棄しておきながら、結果だけはしっかり求めてくる。
そんなんじゃ人は育ちません。

教える方も教わる方も、いきなりビジネスの場ですぐに立ち回ることなんて出来ません。
案外、こういった地元の商店街等で行われる催し物で、その基礎となる部分を身につけられると私は思います。

隣近所の親交が希薄になった時代。
挨拶程度は交わすけれど、どういった人物なのか分からない事が多いものです。
そんな時、このような共同作業があると、お互いの距離が縮まりますよね。

世代の違う人達との交流は滅多にあるものではありませんから、私はこういう取り組みがもっと多くの地域で行われればいいなと思いました。


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【続く】

●次回の記事: 第6回 本町あねさ会〜三世代交流チューリップの花絵大会【その2・ディスコン編】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002076.html

※撮影、取材の許可は得ています。

Posted by kanzaki at 2010年05月02日 22:08