神崎のナナメ読み: 「山田ナツミ展」が開催中です～フェルトを使ったフランス料理等の作品【1】

2010年10月11日

「山田ナツミ展」が開催中です～フェルトを使ったフランス料理等の作品【1】

※若鶏の赤ワイン煮

10月7日(木)から12日(火)まで、新潟市古町にあります「羊画廊」にて、「山田ナツミ展」が開催されています。
先日、会場へお邪魔して撮影させていただきました。

11：00AM～6：30PM（日・祝 5：00PMまで）　
毎週水曜日は休廊
〒951-8063 新潟市中央区古町通8番町　　
TEL／FAX：025-224-1397

●山田ナツミ-2010　羊画廊
http://www.hitsuji-garo.com/g-196.html

（上記サイトのご本人のコメント文） 2010年は個展やグループ展など、作品発表の機会に恵まれた年になりました。気が付けばもう10月、例年にも増してあっという間に時間が過ぎているような気がします。そんな中、今年は「1つ1つの作品をじっくり丁寧に作る」というのを強く意識して制作をしていました。ごくごく当たり前の事ではあるのですが、普段イラストやデザインなど、〆切最優先・スピード第一のペースに慣れている私にとっては、その辺りの切り替えがとても難しく、また、後に控える〆切を思うと、 1つのものにしっかり時間を割く怖さもありました。しかし、そうやってよく見てよく考え、丁寧に手を動かしていくと、今まで以上に出来上がった作品が愛おしいものになりました。フェルト・布などで作った立体作品や小物、約35点を展示予定です。

学校の講義の無い夏休み等を利用して作成されたそうで、新作が目白押しとなっています。
山田さんが出展した作品は、皿に盛られた料理を「フェルト」等の素材で再現した立体造形です。
フェルトとは、動物の毛を集めて圧縮して作ったシート状の不織布の事です。
モチーフは主に、フランス料理が中心となっております。
優しさや温かみがあり、お子さんから年配の方まで、誰もがそれらの作品を見た後、ほっこりとした気持ちになれると思いますよ。

以前、山田さんへインタビューした記事を書いていますので、山田さんのプロフィール等はそちらをご参照ください(この記事の一番下に、関連記事としてリンク先を記載しておきました)。

ちなみに今回はクローズアップに特化したニコンの60mmマイクロレンズ「ニコンAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」を使って撮影しました。
最短撮影距離約0.185m、最大撮影倍率1/1（等倍）までの近接撮影が可能なので、いわゆる「ブツ撮り（ブツどり）」が得意です。

また、三脚にカメラを固定し、スピードライト(フラッシュ)を上へ向けてバウス撮影を行なっております。
バウンスとは、直接フラッシュを被写体に当てず天井等に当てて、その反射光で写真を撮る方法です。
今回の展示品の多くは、壁に垂直に掛けられております。
バウンス撮影をすることによって出来る影で、造形物の立体感を浮き立たせてみました。

接近して等倍撮影できるので、例えば冒頭の作品を等倍で見ますと、下図のように、素材であるフェルトの質感がはっきり分かります(この記事にアップしてある画像は縮小したもので、オリジナル画像は横4228、縦2848ピクセルの巨大なJPEG画像です。併せてRAWでも撮影しました)。