2010年11月20日

新潟市の中心街に桜を植える会が行われました

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※植樹の作業風景


今日はローカルな話題をひとつ。
11月14日、新潟市中心部の繁華街「古町(ふるまち)」にて、桜を植える会が行われました。
古町の西堀通界隈を中心に、6箇所に桜の苗木を植えました。

古町には西堀通、東堀通、本町通等という大きな街路があります。
各街路の名前に「堀」という漢字がありますよね。
その名前の通り、昔は水の通った堀がありました。

その堀の縁には、柳や桜の木が植えられていたそうです。
春になって咲き乱れる桜のトンネルは綺麗だったそうですよ。
しかし、大きな火事からの復興や国体開催の為、堀を全て埋めてしまいました。

元々ここは、新橋や祇園と並ぶ三大花街(芸事が中心の花柳界)でした。
今もその面影を残す高級料亭、老舗料理屋がありますし、芸者さん達がいます。
もし今も、風情のある堀が残っていれば、観光名所として県外からのお客様を沢山迎えていたかもしれませんね。

今回、7人+植樹のご了解をいただいたお店の方達と行いました。
植樹した本数は一箇所につき1〜2本です。
数年で苗木はあっという間に太く、長く成長し、花もつけるそうです。

昔のように、道に沿って桜のトンネルが出来るぐらいになるには、勿論まだまだ足りません。
けれど地道に少しずつ、昔の美しい姿を取り戻そうとする姿勢がいいじゃないですか。

私も僅かばかりですが会費を出して参加しました。
自分が携わった桜の木が、これから20年後、30年後に綺麗に咲き誇る姿を想像すると、とても心が和やかになります。

老いた自分が、その大きく成長した桜の木の前に立った時、どんな想いを巡らせるのでしょうかね。

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Posted by kanzaki at 2010年11月20日 22:44