2011年04月25日

被災地・宮城県仙台市から戻ってきました〜オムライスが生む笑顔〜ニューヨークキッチン エスパル仙台 (NEW YORK KITCHEN)

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上記は、昼食で食べたオムライスです。

●食べログ〜ニューヨークキッチン エスパル仙台 (NEW YORK KITCHEN)
http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4000150/

店名:ニューヨークキッチン エスパル仙台 (NEW YORK KITCHEN)
ジャンル:カフェ、ダイニングバー
TEL:022-716-3931
住所:宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台エスパル B1F
交通手段:JR仙台駅隣接エスパル地下1階
営業時間:8:00〜23:00(L.O.22:30)
朝食営業、ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
定休日:無休


オムライスが好きな私としましては、他県のオムライスはどんな味や工夫がされているのか気になります。
iPhoneの内蔵GPSとネット機能を使い、自分の立っている近辺を検索したところ、上記がヒットしました。

エスパル仙台は、若い人やオシャレな人が利用する場所のようです。
地下の飲食店街は、新潟から作業着でやってきた私には、完全にアウェイな場所でしたorz

注文をしたのは「オムライス-とろとろ卵とチーズ」
メニューには「濃厚な地養鶏の卵にチーズをあわせたとろ〜りとろける半熟玉子が自慢。特製ソースとの組み合わせが絶妙! 宮城県蔵王山麓で育まれた地養鶏の卵を使用しています」と書いてあります。

ソースは複数から選べます。
「クラシックソース」
「自家製ミートソース」
「じっくり煮込んだデミグラスソース」
「完熟トマトと牛バラ肉のハヤシソース」
「チキンとブロッコリーのクリームソース」

私は、カタログ写真に掲載されている「完熟トマトと牛バラ肉のハヤシソース」にしました。
このオムライスの一番の特徴は「熱さ」だと思います。

小さなフライパンがそのまま、オムライスの皿として使われています。
フライパンですから熱を長時間保つ為、食べている最中、アツアツのまま食べることが出来ます。
熱さは美味さを引き立てる重要な要素。
そこに重点を置いたこのオムライスは人気のようで、他のテーブルでも殆どの人が注文していました。
家族連れ、恋人同士、友達同士。
どこの席もオムライスを挟み、笑顔で会話が弾んでいました。

副業でカメラマンをやっている神崎が、被災地である仙台市へ訪れたのです。
現地の惨状をカメラに納めてきたのだろうと思っている方も多いことでしょう。

多くの本業カメラマンならば、そうすることでしょう。
そういった他人の写真を幾つも見ましたが、「何かが違う・・・」と常に感じていました。
そういうのは、報道で十分です。
報道関係以外のカメラマンが、自分の食い扶持のために撮影してはいけないと思うのです。
実際に現地へ行って、その思いは確信へ繋がりました。

震災から復興を目指したその先。
最終的なゴールは「日常」となります。
普通のごくごく当たり前の生活。
日曜のお昼、親しい人達と美味しいものを食べるというのは、当たり前にある事ですよね。

今回、オムライスを食べたお店には、笑顔が沢山ありました。
悲しい顔をした人はいません。

これって、仙台市が少しずつ復興が進んでいる事を意味していると思いませんか?
政府が発表する小難しい専門用語と数字より、よっぽど実感できます。

もちろん、本当の復興はまだ先です。
今回、被災した支店の移転作業をする為に仙台へ来ました。
その際、現地の従業員から、辛い体験を幾つも聞きました。
しかもそれはまだ現在進行形なのです。

会社の建物も、倒壊寸前でした。
ちょっとやそっとの力ではビクともしないような建物なのに、柱が折れたり、壁が崩れ落ちていました。
自衛隊のヘリの音が、常に上空から聞こえてきたりもします。

そんな現地でも、美味しい料理をいただける場所があり、そこに人々が集っています。
どこにでもあるような日常が、少しずつ被災地にも戻りつつあるのです。

そんな姿をあらわすのに何が良いかと考え、私は冒頭のオムライスを掲載してみました。

週末から大型連休が始まりますね。
私は再び宮城県を訪れて、ボランティア活動をする予定です。
一日も早く、誰にも笑顔があふれる日常が訪れるお手伝いをしたいと思います。

帰りにおみやげを買いました。
私は昔から、「笹かまぼこ」「萩の月(はぎのつき)」を好んで買っています。

残念ながら、「笹かまぼこ」は販売していませんでした。
震災の影響のようです。

「萩の月」は売っていました。

●歴史と味の菓匠三全|菓匠三全の菓子
http://www.sanzen.co.jp/brand/haginotsuki.html

私はカスタードクリームの代わりにチョコクリームを使用した「萩の調(はぎのしらべ)」が大好物です。
冷凍庫でガチガチにしてから食べるのが大好き。
お店の人に聞いたら、現在は震災の影響で製造していないそうです。
再び食べる事が出来る日を楽しみにしています。

本日、誕生日を迎えました。
誕生日前日、仙台市へ行く機会が出来たのには、きっと何か意味があるのだと感じました。

Posted by kanzaki at 2011年04月25日 19:24