※1:1 = sisters
自分の利用しているお店を通し、ビジネスを考えるのは面白いものです。
雑誌「PRESIDENT」に、ミスタードーナツの事が書いてありました。
ミスタードーナツの強さは、昔ながらの味を守りつつ、実は少しずつメニュー構成を変えている点です。
消費者は既存商品にすぐ飽きる一方、極端な変化は嫌います。
そんなことをしたら、お客が離れます。
ミスドは、ちょうど良いバランスで継続的に変化したからこそ、長く支持されたのです。
100年以上続いている企業は、世間に沢山あります。
そんな長寿の企業も、時代に対応して変化しているのです。
56.3%の長寿企業が、経営途中で主力商品を変えています。
例えば、携帯電話世界一位のシェアを誇るノキア。
創業当時は製紙会社だったそうです。
いきなり携帯電話に手を出したのではありません。
途中でゴム製品、パソコンなどを作っていた時期がありました。
そういった、絶え間ない小さな変化を重ねていくことで、大きな変革を成し遂げたのです。
「保守七割、革新三割」という言葉があります。
一度に変えていいのは三割まで。
それを超えるとどこかに亀裂が生じ、変革がストップしてしまいます。
日本は今、過去に体験したことが無いような事態に陥っています。
変革を求めたい気持ちが沸いてくると思います。
その気持ちは大切にしつつも、慌てずに少しずつ変化させていく冷静さが必要です。
※
「革新三割」の部分は「革新」と言いつつも、実は過去にやってきた事がベースになっているのではないでしょうか。
全く海とも山とも分からないものにチャレンジする程、企業はギャンブラーではありません。
「ひょっとしたら、うまくいくかも」と期待できる何か勝因があるはずです。
共通した技術とか、共通した顧客ニーズとか。
私もカメラをいじってはいますが、大昔からやっていた訳ではありません。
けれど「自分にも扱えるかも」という、ワクワク感はありました。
理由は、以前からパソコンで画像加工をやっていたから。
自分で写真撮影はしていなかったけれど、広告とか自分で作っていました。
また、絵を昔から描いていました。
だから、なんとなく自分に合っているんだろうなあと思っていました。
まあ、人に認められるような才能かどうかは別として・・・。
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