2011年08月17日

扇子(せんす)の開き方

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この前、扇子(せんす)やうちわのあおぎ方についてご紹介しました。

●前回の記事: 扇子やうちわの使い方にもマナーがあるそうです〜をあおぐ時は、なるべく顔の下の方であおぎましょう
http://kanzaki.sub.jp/archives/002419.html

電車などでであおぐ際、なるべく下のほうで、少し脇を向いて使う配慮が欲しいこの頃。
扇子の開き方について、さらに細かく説明がありましたのでご紹介します(「NIKKEIプラス1」より)。

・扇子は「要(かなめ)」が命です。無造作に開いては可哀そう。
また、扇面である紙の部分を触ってはいけません。

・「要」とは、扇を開く際に根本で止めるもの。
扇子の要は、金属やプラスチック、鯨ひげなどで骨を束ねています。
この部位が壊れるととしての用をなさなくなるため、最も重要な部分です。
ここから、「肝心要」の語源となりました。
(wikiより)

・扇子を開く際はまず、右手での親骨が上になるように要を持ち、左手で紙の部分のすぐ下を持ちます。
左の親指で親骨をまず向こうに押し開き、他の指を骨の際に当てて残りの部分を押さえ、1本ずつ左手の親指で静かに開きます。
最後の1〜3本の骨は親骨に付けたまま、開かずに残します。

・扇子を閉じる時は、右手で要のところを持ち、左手で紙のすぐ下を持ち、左手の人差し指と中指を交互に使って1本ずつ閉じます。
次に扇子を立て、左右の手を取り換え、左手で要を持ち、右手を紙のすぐ下に移し、右手の親指と人差し指で親骨を閉じます。

文章だけだと、ちょっと分かりずらいでしょうか。
ネットで検索してみると、開き方にもいろいろとありまして、必ずしも上記のとおりとは限りません。
ただし、上記のやり方をすると、扇子が長持ちするそうですよ。

扇子を全て開ききらず、少し骨を残すところがいいですね。
最高になったら、後は落ちて行くだけ。
迷信深い昔の人は、あえて「完璧」「完成」にさせなかったのですが、そんな考えが扇子の開き方ひとつにも表れています。



【関連記事一覧】

●扇子やうちわの使い方にもマナーがあるそうです〜扇子をあおぐ時は、なるべく顔の下の方であおぎましょう
http://kanzaki.sub.jp/archives/002419.html

●扇子(せんす)の開き方
http://kanzaki.sub.jp/archives/002427.html

●扇子やうちわのスマートな扱い方
http://kanzaki.sub.jp/archives/002913.html


※※※


【悔しい】

仕事上の取引先の方が、骨髄腫で亡くなりました。
それは本当に突然でした。
腰が痛いという事で病院へ行ったら、すぐに入院。
それから僅か1か月ぐらいの事でした。

その方との仕事のやりとりは、とても長かったです。
15年以上にもなります。
自分の上司や部下よりも、付き合いが長いです。
だから、会社の人とは話せないような事も、ざっくばらんに話せました。

ほぼ同じ年齢。
幾多の難題を共に乗り越えてきた「戦友」とも言えます。

性格も明るく、小さいお子さんのいる素敵なママさんの側面もお持ちでした。

悲しいというより、悔しいです。

全てにおいて秀でた才能と人望の深さ。
なぜ、このような素晴らしい方が、こんなにも早く他界しなければいけないのでしょうか。

今度の金曜、教会で、最後のお別れをしてきたいと思います。

いろいろと昔の事を思い出す夜です・・・。

Posted by kanzaki at 2011年08月17日 21:20