今回は、人の前で話すコツが書かれた本の紹介です。
●Amazon.co.jp: はじめて講師を頼まれたら読む本: 大谷 由里子: 本
http://amazon.jp/dp/4806134635/
・大谷由里子 公式サイト | ケセラセラ
http://www.yuriko-otani.com/
1963年に生まれ。
吉本興業株式会社へ入社。
故 横山やすし氏のマネージャーなどを務めた。
年間300を超える講演・研修をプロデュース。
地域活性や人材活性、企業活性の活動、執筆、新聞、テレビ、ラジオなどで活躍中。
※
【15分で読めた良書でした】
人気講師が書いた本だけあり、とてもサクサクと読めました。
あっという間に読者を引き込み、一気に読ませてしまう。
しかも印象的な言葉はキチンと頭に残す。
こういう本を書ける人は、相当な実力の持ち主です。
私は人前で話すのが苦手です。
そもそも、どうやって話しを組み立てたら良いのか分かりません。
そのノウハウが分かりやすく書かれていたのが本書です。
本書は三部構成となっています
(1)マインド編〜講師に必要な心構え
(2)実践編〜講師になったら知っておきたいスキル・テクニック
(3)ステップアップ編〜指名される講師になるプロの技
(3)はまだまだ先のお話しですから、(1)(2)についてまとめてみたいと思います。
ここで書くのは、その中のエッセンスだけです。
もし読んでみて興味が沸きましたら、実際に本書をお買い求めください。
※
【(1)マインド編〜講師に必要な心構え】
人の前で話すからには、聞き手の時間を奪ってはいけません。
何か一つでも持って帰ってもらえる人でなければなりません。
伝えるためには様々な工夫を凝らし、実践するのが大切です。
「寝るのは聞き手が悪い」と思っては駄目。
アメリカでは「寝かせる講師が悪い」と言われます。
●何を伝えるために呼ばれたのか?
「なぜ、自分に講師を頼んだのか」と、依頼主である主催者の気持ちを汲んでください。
主催者には、「この人にこんな話しをして欲しい」という意図があります。
単に有名人だからと、客寄せパンダとして呼んだのではありません。
「いい話しをする」ことを意識せず、
「何を伝えるといいのか」
「何を伝えたくて自分が呼ばれたのか」
をしっかりとリサーチして話しを組み立てましょう。
意図をきちんと聞いて、その意図に沿って話しを膨らませ、構成を練ります。
箇条書きにして、一つ一つを膨らませましょう。
●30個の見出しを考えましょう
90分の講演を頼まれたら、30個の見出しを考えます。
30個も書き出すと、話しやすい内容と話しにくい内容が見えてきます。
その中から話しやすくて、絶対に伝えたい事を18個〜20個選びます。
その一つずつを5分程度の内容に膨らませれば、90分の講演内容が出来るわけです。
一つ一つの話しに、経験から気付いたこと、学んだことを入れると伝わりやすくなります。
更に、誰でもすぐに出来そうな内容が入っていると、聞き手に「学んだ感」を与えられます。
●講師には三種類ある
講師は大きく三種類に分けられます。
それぞれ、求められるものが違います。
・セミナー講師:どれだけ分かりやすく知識を教えてくれるか
・コンサルタント講師:どれだけ結果を出してくれるか
・講演講師:どれだけ感動を提供できるか
セミナー講師は、例えばマナーや話し方などの「スキル・知識」を教えることが一番に求められます。
特定の時期、一回限りの講演が多いです。
コンサルタント講師は、クライアントのふところに入り込んでアドバイスをします。
マーケティングや企画のコンサルタント、士業の人たちの事です。
何ヶ月、何年と時間をかけます。
具体的な結果を求められます。
講演講師は、知識やアドバイスよりも、「感動」に比重が置かれます。
※
【続く】
●次回の記事: 「はじめて講師を頼まれたら読む本(大谷由里子さん)」の感想・まとめ・レビュー【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002487.html
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●連載記事(合計4回)
・「はじめて講師を頼まれたら読む本(大谷由里子さん)」の感想・まとめ・レビュー【1】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002486.html
・「はじめて講師を頼まれたら読む本(大谷由里子さん)」の感想・まとめ・レビュー【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002487.html
・「はじめて講師を頼まれたら読む本(大谷由里子さん)」の感想・まとめ・レビュー【3】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002488.html
・「はじめて講師を頼まれたら読む本(大谷由里子さん)」の感想・まとめ・レビュー【4】
http://kanzaki.sub.jp/archives/002489.html
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