2011年12月06日

今、「地ソース」が静かなブームです〜原因は、B級グルメの焼きそば人気

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これまでは、もっぱら地元だけで消費されていたご当地ソース。
今、「地ソース」として静かなブームを呼んでいます(今朝のNHKニュースより)。

【たくさんのソースを扱っているお店】

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(公式サイトより)

「ユリヤ」というお店は、「粉もんのまち」神戸市長田にて、お酒やソースを中心に取り扱っています。

70種類ものソースの品揃えが評判。
甘さやすっぱさ、スパイスの効きなど、味は個性にあふれています。

●株式会社ユリヤ(神戸長田 お好み焼きソース ソース通販)
http://yuriyasauce.com/index.html

・住  所:兵庫県神戸市長田区五番町8-1-6
・営業時間:AM9:00〜PM7:30
・同ネットショッピングページ http://www.yuriya.co.jp/

ここ2、3年、様々な味を試したいというお客様からのリクエストが増え、これだけ多くのソースを扱うようになりました。
お客様の評判も上々。
ソースにこだわりを持つ人が増えているようです。

とあるお母さんは、キャベツにソースをつけ.るだけでも美味しく味わえるので、ダイエットになると言ってました。
また、別のお父さんは、自分の子供たちが焼きそばが好きなんだそうです。
食べやすくて、父親でも作れるから、ソースをいろいろと混ぜて作り、楽しんでいるそうです。

【B-1グランプリが影響している】

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(公式サイトより)

上記「ユリヤ」のネットショップでは、沖縄から北海道まで、全国から注文が来ています。
それは何故なのでしょう?
店長・中島吉隆さんは、こう分析しています。

店長・中島吉隆さん
「B級グルメですかね。
あれ(B-1グランプリ)で、焼きそばが高い順位をとっていたりして、そういうのも含めてソースを使うきっかけが増えているのではないでしょうか?」

背景にあるのは「ご当地グルメブーム」のようです。
今年11月12日・13日、「第6回 B-1グランプリ」が行われました。
二日間で、515,000人が訪れました。

●第6回B級ご当地グルメの祭典!B-1グランプリinHIMEJI
http://www.b1-himeji.jp/

一位は、岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」でした。
過去には、「富士宮やきそば」、「横手やきそば」が受賞しています。

各地には、地ソースを使った個性豊かな焼きそばがあります。
B-1グランプリで脚光を浴び、そのおかげで、地ソースにも関心が高まったのではないでしょうか。

【180種類ものソースが味わえる焼きそば屋】

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(公式サイトより)

こうした中、180種類ものソースを味わえる焼きそば屋が現れました。

●焼きそばやん!
http://www.soulfucktry.com/yakisoba_yan/

・焼きそばやん! - なんば/焼きそば [食べログ]
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27015603/

・店名:焼きそばやん!
・住所:大阪府大阪市浪速区湊町1-3-1 湊町リバープレイス B1F
・営業時間:11:00〜24:00

いわばこの店は、「ソースのソムリエ」が、客の好みにあった地ソースを選んでくれるのです。
大きな鉄板で焼きそばを調理して、提供しています。

※※※

最近は、調味料そのものが料理の主役になることも珍しくはありません。
昨年、大ヒットした「食べるラー油」が有名ですよね。

●話題の「食べるラー油」を徹底比較:日経ウーマンオンライン【トレンド(ライフ)】
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20100412/106698/?P=1

キューピーからは、「具入りソース」シリーズなんてのも発売しています。

●具のソース|キユーピー
http://www.kewpie.co.jp/products/gu_sauce/index.html

食材はシンプルに調理。
味のアクセントはこういった調味料を使うというのもアリです。

そして、昔からあったソースは、いろんな材料の旨みが凝縮したもの。
野菜、果物、スパイス、砂糖、酢、塩と様々なものが入っているから栄養も豊富です。

下記のサイトに、ソースの良さがたくさん書かれています。

●社団法人 日本ソース工業会
http://www.nippon-sauce.or.jp/index.html

果物や野菜が特別有名ではない地域でも、名物となる料理を作る事は可能です。
その為には、調味料が必要です。

B級グルメは、町おこしに一役買っています。
新名物の開発には、「ソース」にヒントがあるのかもしれません。

Posted by kanzaki at 2011年12月06日 23:33