2011年12月16日

新潟は、お節料理を大晦日(12月31日)に食べます

santaoomisoka01.JPG

新潟では12月31日の大晦日に、お節料理をはじめとした、豪華な料理を食べます。

「え? お節料理は、1月1日の元日に食べるものでしょ?」

そう思うかもしれませんが、事実です。
何せ、我が家でもそうですから。

【大晦日にお節料理を食べる地域】

紀文食品が「12月31日にお節料理を食べた人」というアンケートを実施しました。
新潟では48.2%の人が、大晦日にお節料理を食べていました(地元の新聞より)。


「12月31日にお節料理を食べた人」

1位 青森 77.8%
2位 北海道 57.8%
3位 秋田 51.9%
4位 新潟 48.2%

33位 東京 15.9%

45位 京都 7.0%
46位 奈良 5.2%
47位 沖縄 4.7%


大晦日にお節料理を食べる割合は、北海道や東北に多く、西日本や東京では少ないです。

また、大晦日にお節料理を食べる地域は、ご馳走であればよく、例えば「すき焼き」とかでもO.K。
比較的、料理の形式にはとらわれていません。

【31日にご馳走を食べる理由】

上記のアンケートを見ますと、大晦日にお節料理を含むご馳走を食べる地域は、新潟だけではないことが分かります。

31日重視の地域は、北の雪国が多いですよね。
こうした地域では、年間の戸外での仕事が秋の収穫で一区切りします。
余裕がある大晦日にご馳走を並べ、「今年一年ご苦労様」と内輪でねぎらいます。

一方、雪も少なく、冬場でも外で働ける地域は、ご馳走は1日派が多いです。
大晦日はギリギリまで働いて、簡単に準備できるそばを食べる。
そして新年はケジメとして、ご馳走を食べます。

その地域の気候が仕事に影響し、31日派と1日派に分かれたようです。

※※※

我が家は別に農家ではありませんが、地域性が影響し、大晦日にご馳走を食べます。
弟夫妻が来て、紅白歌合戦を見ながら4人の団らんです。
父方の血縁は、この4人しかいませんから。
我が家がにぎやかなのは、この日ぐらいです。

お節料理は作らず、料亭や仕出し屋のものを食べています。
大晦日の昼過ぎ、料亭へ予約していたお節(お重)を取りに行きます。
それは、大晦日で殆ど食べてしまいます。
それだけでは足りないので、その晩は鍋や寿司なども食べます。

元旦からは雑煮やお餅、シンプルな手作りお重を食べます。
大晦日と違って、そんなに沢山は食べません。
親戚の多い家とか、人がたくさん来る家だと違うのでしょうけれどね。

年末年始の中では、大晦日に比重がおかれ、1月は静かなものです。
もし母が他界して、私一人になったら、こういった年末年始の行事的なものはしなくなってしまうんだろうなあ・・・。

地元民ならば当たり前のようなことも、他県から見ると不思議に見えることってありますよね。
例えば下記のような事とか。

●神崎のナナメ読み: 雪国・新潟県の男子高校生・女子高校生は、冬でもコートを着ません
http://kanzaki.sub.jp/archives/002286.html

Posted by kanzaki at 2011年12月16日 23:26