長谷川博己(はせがわ ひろき)さん in おしゃれイズム〜「家政婦のミタ」のお父さん・阿須田恵一役【2】
前回の続きです。
●前回の記事: 長谷川博己(はせがわ ひろき)さん in おしゃれイズム〜「家政婦のミタ」のお父さん・阿須田恵一役
http://kanzaki.sub.jp/archives/002534.html
※
【長谷川さんは真面目キャラ】
藤木
「長谷川さんはやっぱり、真面目という印象があるじゃないですか。
その真面目な情報が、マネージャーさんからいただいております。
(メモを読む)
長谷川さんに驚かされることは、真面目すぎるところ。
おしゃれイズム出演のオファーがあったときも、
"出られるのは嬉しいけれど、遠藤憲一さんのような面白いエピソードが無いので、おしゃれイズム用に数年かけて面白いエピソードをストックしてから出演したほうが良いんじゃないか"
と真面目に言われ、まさかそんな長期計画になるのかと。
真面目」
会場の笑い。
上田
「そんなに考えていただくのはありがたいけれどね」
長谷川
「本当に僕ここで、出させていただいてお話しすること無いなあと思ってたんで・・・」
上田
「いやいや、十分ですよ。
凄いね。
"構想5年!"みたいな。
アカデミースタッフがおくるおしゃれイズム(客席の笑い)」
藤木
「更にマネージャーさんからいただいた情報によりますと。
(メモを読む)
長谷川さんの弱点は、"お勧めの映画は何ですか?"という取材での質問。
今まで観た何千本という映画から真面目に選ぼうとするので、毎回悩んでいます。
そして、結局選びきれずにギブアップするはめになります」
上田
「それは、適当に言えないんだ」
長谷川
「もう本当にたくさん映画を観てきたんで、その中から一本選んでくれと言われても選べないんです」
上田
「あのう、適当でいいんですよ。
最近観た中であれは良かったとかあるでしょ?
"あっ、恋愛物ならばあれが良かったですよ"とか。
最近で言えば何かありましたか?」
長谷川
「最近は、いや〜、ちょっとまあ、まだこれから公開されるやつだったんで言えないですよね・・・」
上田
「いや、いいんじゃないですか? 宣伝にもなるし(会場の笑い)」
藤木
「試写会で観たものなんですね」
長谷川
「・・・あっ、ピラニア3Dというのが面白かったですね(笑)」
●映画「ピラニア3D」公式サイト
http://www.piranha-3d.jp/
・『ピラニア3D』予告編
*この映画、なにげに往年の名作の出演者が出ています。
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー 」のクリストファー・ロイド(ご存知、ドク役)
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」のエリザベス・シュー(主人公マーティの恋人役。1作目と違う人)
・スティーブ・マックイーンの孫、スティーブ・R・マックイーン。
・「ジョーズ」のリチャード・ドレイファス(海洋学者マット・フーパー役)
上田
「ピラニア3D?」
長谷川
「ピラニアがもう飛んでくる・・・(会場の笑い)」
上田
「それがオススメ。
じゃあ、"人生の一本はピラニア3D"で」
長谷川
「そういうのは嫌なんですよ。
最近観たのって言ったから!」
上田
「真面目だねえ。怒られた〜。
他にも情報をいただいてまして・・・おっ、阿部寛さんから。
えっ、苦情?
(メモを読む)
電話やメールをマメにくれるが、いつも大した用じゃない。
折り返すと、"えっ、どうしました?"と(会場の笑い)
意外と、なんかちゃんとされてそうなのに、それも先輩相手なのに。
これは、全然覚えてない?」
長谷川
「いやいや、そんな事ないですよ。
用事があって電話するんですけれども・・・」
上田
「でも、阿部さんから折り返しがあったら、"なんですか? どうかしたんですか?"と」
長谷川
「なかなか掛け直してくれないんですよ」
藤木
「大分たってから・・・」
長谷川
「そうです。二三週間後とかに・・・」
上田
「じゃあ、これは悪いのは阿部さんですね(会場の笑い)
いかにも長谷川さんが悪いみたいにね」
※
【長谷川さんは、いつもテンション低め】
上田
「多分、すごく温厚な方なんだろうなって思うんですよ。
怒ったりすることとか無さそう」
森泉
「全然、想像できない・・・」
長谷川
「普段はずっと冷静かもしれないですね」
上田
「本当に感情の波が無いんですか?」
長谷川
「そうですねえ」
上田
「瀬戸内海か!(会場の笑い)
あんまり波なく・・・。
なんだろう、テンションがあがるものは?
怒るとかじゃなくていいので」
長谷川
「テンションは上げようとしないと、上がらないですね」
上田
「いや、例えばね。
なんでしょう、野球の試合とか、サッカーの試合とか日本代表がやっている時、ゴールが入った! やったー! みたいになるじゃん」
長谷川
「まあ、みんながやっていたら、じゃあ俺もやっておこうと・・・(客席驚き)」
藤木
「周りに合わせるの?」
長谷川
「でも、自分はあんまりそういうので、基本的に盛り上がらないんですよねえ。
周りが盛り上がっていると、悪いなあと思って、一応じゃあって・・・」
上田
「そんなに盛り上がらない・・・"家政婦のミタ2"は、あなたが家政婦になったらどうですか?(会場の笑い)
ノンフィクションとして」
森泉
「それは観たい!」
上田
「は〜、そうですか」
森泉
「だからモテるんじゃない。
ミステリアスなところが。
だって、人気だもんねえ」
上田
「例えば、泉ちゃんみたいな天真爛漫な、一言で言えばお馬鹿というか(会場の笑い)
そういう子とも普通に出来ます? 対処」
長谷川
「ええ。できると思いますよ」
上田
「デートしている姿も思い浮かばないもの、女性と。
ちょっとゴメンネ。
藤木くんと席代わってさ、仮想でデートしている姿を見せて。
我々の事忘れていいですから。
本当に二人の世界で」
長谷川さんと森泉さんが、隣同士で座る。
森泉
「博己、お腹空いたねえ」
長谷川
「(テンション低め)ああ、本当? 何か食べる?」
森泉
「どこ連れて行ってくれるの?」
長谷川
「(テンション低め)行きたいところはどこでも・・・」
森泉
「本当? じゃあイタリアンかなあ」
長谷川
「(テンション低めでボソッと)ああ、いいと思うよ・・・」
会場大笑い。
森泉
「優しい(笑)」
上田
「おい、もうちょっと攻めろ。メニュー考えろ」
森泉
「何食べたい?」
長谷川
「えっ、なっ、好きなもの頼んで・・・」
森泉
「泉は、パスタかな」
長谷川
「パスタ。あっ・・・」
森泉
「どうする。何がいい?」
長谷川
「(ボソッと)じゃあ、俺も同じもので・・・(会場の笑い)」
森泉
「最高じゃん(笑)」
上田
「優しいは優しいよね。
優しいけれど、なんの手応えもない!(会場の笑い)
本当に、こんな感じですか?」
長谷川
「だと思いますけれどね。あんまり・・・ええ・・・」
上田
「"ねねねね、博己。今度の日曜日にどこへ行く?"ってなっても大体、"いや、君の行きたいところでいいよ"とかって言う・・・」
長谷川
「そうですね・・・でも、"仕事があるから行けないかもなあ"って・・・」
会場、その反応に笑い。
上田
「真面目だよね。今、架空だから休みにしなさいよ!(笑)」
上田
「女の子を口説いたりとかします?」
長谷川
「どうですかね。あんまり・・・してないですね、俺」
上田
「常に第三者の意見(笑)」
長谷川
「でも。まあ、していると・・・していますかね。しています」
藤木
「言われる方ですか? 自分から告白する方ですか?」
長谷川
「ああ、自分からですね」
上田
「そうなんだ。好きな子の前でも、あんまりふざけたりしないでしょ?」
長谷川
「いや・・・でも・・・する時もあるんじゃないですかね、多分。分かんない(笑)」
上田
「ノリツッコミなんて、人生でやったこと無いでしょ?」
長谷川
「まあ・・・そうですねえ。
あんまりやったこと無いかもしれないですね」
上田
「ねえ。一回やってみます?」
会場拍手。
上田
「今日のゲストは、長谷川町子さんで〜す!」
長谷川
「(上田さんに向かって素早く)ヒロキだよ!」
会場、笑いの拍手。
上田
「のらなかったけど・・・突っ込んでくれて。
いいですよ、これで十分。
なかなか何で、長谷川さんのテンションが上がるのかっていうのは未知数だね」
※
以上です。
あと、長谷川さんは、酸っぱいものとコーヒーが好きとの事。
(特に、その事を自分の口からは語っていないので割愛)。
熱く語ったりせず、常に語り口のテンションは低め。
はっきり何かを言わないで、ちょっとオドオドした感じで話す。
第三者的な視線で自分を語る。
けれど不思議とそういう所に、安心感とか優しさを感じさせます。
意外と今迄にいなかったタイプの俳優さんだと思います。
東映系のドラマに向いていそうな感じですね。
もし「相棒」にて、右京さんの新パートナーを見つけるのだったら、是非、長谷川博己さんでお願いしたいですね。
今までの相棒達と違い、自分から前へ進む事なく、常にネガティブな感じ。
けれど、右京さんと一緒に動きまわることで、少しずつ積極的になっていく様を見てみたいです。
右京さんとの身長差も、ビジュアル的に面白そうです。
※
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Posted by kanzaki at 2011年12月26日 19:51