本が売れない時代です。
そして今、インターネットを通じて、誰もが情報を簡単に入手出来たり、逆に発信できる時代です。
本を買うにしても、例えばamazonのレビューを参考にして、"ハズレ"を引かないように慎重に買います。
本を出版する側にとって、これは決して悪いことではありません。
なぜなら、良い本は口コミで広がるもの。
ましてや、ネットを使った口コミならば、瞬時にして全世界へ広がるからです。
当然、買ってくれる人の数も増えますよね。
今年2012年最初の流行語にもなった「ステルス・マーケティング(Stealth Marketing)」。
通称「ステマ」。
ステマとは、自らの正体を隠し、宣伝広告ではないフリをして、こっそりと宣伝広告をする事です。
昔からある言葉で言うところの「サクラ」です。
特に、業者が一般人のフリをして、ブログやネット掲示板、Twitterを使って口コミ活動を行うという行為が横行。
それぐらい、ネット上の口コミの影響力は認識されているのです。
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【ソーシャル・リーディングとは?】
ソーシャル・リーディングとは、「読書体験の共有」の事です。
本を読んだ感想を互いに語り合う事は、昔からよくある事です。
それをインターネット上にて、たくさんの人達と共有しようという試みです。
SNSやTwitter、掲示板、ソーシャル・リーディング特化サイトなど、双方向性の高いサイトで行われています。
ソーシャル・リーディング特化サイトの代表的なものとして、以下があげられます。
●読書メーター - あなたの読書量をグラフで管理
http://book.akahoshitakuya.com/
最近読んだ本のページ数や冊数をグラフにして読書量を記録管理できるサービスです。
ユーザー同士でコミュニケーションも可能です。
●ブクログ - web本棚サービス
http://booklog.jp/
ウェブ上に本棚をつくり、感想を読みあったり、新しい本に出会ったりできるサイトです。
●SHARE READER
http://shrd.jp/
気に入った本のフレーズを引用してシェア、コメント(Twitterへツイート)できるサービスです。
感想や意見を交換しあうわけですが、時にはその本の著者が登場することもあるのが面白いところです。
Twitter上ですと、著者と接触する確率が高いですね。
私も実際、Twitter上や、神ナナ経由で接触したことがあります。
そういう場の口コミ効果を期待して、電子書籍の配信や電子書籍用端末を扱う企業も、ソーシャル・リーディングを行う場や機能を提供しはじめています。
まだ発展途上な分野ですので、活用次第では読書人口が増えるかもしれませんね。
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【本の内容まとめて無料公開する「ブクペ」】
「ブクペ」というサイトをご存知でしょうか?
ブクペとは、市販されている書籍を2,000文字以内で要約したものを無料で読むことのできるサイトです。
●本のまとめ・書籍の要点・ソーシャルリーディングサイト【ブクペ】
http://bukupe.com/
例えばビジネス書などを読む際、読みながら自分なりに要点をまとめたりしますよね。
そのまとめを他の人がやってくれているのです。
読む前に、この要点を眺めて、本当に価値ある本だと思えば買えばいい。
また、一度読んだ本を他の人の視点で振り返るという事も出来ます。
文字数が少ないので、本当にあっという間にナナメ読みできます。
中には、漫画を要約しているものもあり笑いました。
日本の場合、漫画やアニメは、Wikipediaの該当ページを読んだほうが、かなり詳しく書かれているので、そっちの方が便利ですけれどね。
本屋で立ち読みをして、気に入ったらその本を買う・・・ブクペは、ネット上に本の立ち読みのシステムを導入した、面白い試みだと思います。
ブクペの社長がインタビューに答えている記事があります。
●「絶対便利じゃないですか」――本の内容まとめて公開「ブクペ」の狙いと“著作権” (1/3) - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1202/03/news016.html
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