2012年02月07日

自分は評価されていないと思ったらどうするか。そういう人にどう接するか

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本日二本目の更新(出し惜しみしないのが神ナナの特徴)。

「自分は会社から正当に評価されていない」
「どうせ自分の意見なんか聞いてもらえない」

そんな不安や不満に悩む人へ向けた本があります。

●自分は評価されていないと思ったら読む本(幻冬舎・小笹芳央)
http://amazon.jp/dp/4344017692

・小笹芳央 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E7%AC%B9%E8%8A%B3%E5%A4%AE

小笹芳央(おざさよしひさ、1961年5月-)は日本の実業家。 経営コンサルタント。2000年に「モチベーション」をテーマにした経営コンサルティング会社リンクアンドモチベーションを設立。 主な著書に『変化を生み出すモチベーション・マネジメント』『自分は評価されていないと思ったら読む本』『会社の品格』『モチベーションリーダーシップ』など多数。

この本は決して、慰めてくれるような内容は書いてありません。
現状の自分に甘んじるのではなく、自分をどのように変えていけば会社から評価されるようになれるのかが書かれています。

「自分探し」をしていても無駄。
本当に必要なのは、「自分創り」なのです。

相手から信頼を得るためには、仕事上にて約束をして、それを実行しなければなりません。
結果が欲しければ、自分で種を巻かなければいけません。
努力は運を支配します。いずれ幸運が巡ってきます。

評価は後からついてくるもの。
納得の行く仕事をとことん追求していくと、それは大きな成功へつながります。
その成功が、評価へつながるのです。

大きな変化がやってきた時には、自分の成功体験を一旦リセットする覚悟が必要です。
変化の激しい現代は、今までの仕事のやり方などを全て変える覚悟が必要なのです。

社会人ならば当然といえば当然の内容なのですが、やはり実際に行うと厳しいものです。
上記の通り、本のタイトルのような甘い内容ではありません。

けれどね、人って努力したならば、「評価されたい・褒められたい」という気持ちは出てくるものですよ。
いくら結果の後に評価がついてくると言ったって、途中のモチベーションが維持出来なければ、結果を出す前に挫折します。

そんな時、報酬や地位よりも嬉しいものがあります。
それは、「上司や先輩からの嬉しい一言」です。

NIKKEIプラス1に、「上司・先輩からのうれしい一言」というアンケート調査結果がありました。

調査回答の幾つかをご紹介しますね。


・「上司は責任を取るためにいるのだから、何も気にせずにやれ」と仕事を任された

・毎日残業でつらかった時に「ちゃんと見てるからな」と言われ励みになった

・「君のおかげでうまくいった、ありがとう」と声をかけてもらった時は、お世辞でも嬉しかった

・大失敗した時、「正直に報告したので今回は怒らない」と言われた

・いつも会った時に、「元気?」と声をかけてくれた

・母の介護のために退職する時、「また落ち着いたら戻ってきてね」と言われ、心が温かくなった


この他にも、いろいろと掲載されていました。
どれも、凝った台詞ではありません。
短くて明瞭、心にすっと入ってくるものばかりです。
相手へ自然にかけてあげる言葉って、そういうものなのかもしれません。
自然に口から出て、自然に受け止められるもの。

我々は、ドラマや映画の中の世界で生きているわけではありません。
主人公のような特殊な境遇でもないですし、特殊な才能があるわけでもない。
けれど、普通に笑って生きていく権利があります。

メディアに取り上げられる人は凄いとは思いますが、真似しようと普通は思いません。
憧れるけれどね。

それよりも、普通にひたむきに生きている者同士が、互いに声をかけあって生きていく・・・そんな環境にいることの方が、本当は幸せなんじゃないかなあと思います。

もし、「自分は評価されていない」と思っているような節がある人を見かけたら、声をかけてあげてください。
特別、凝った言葉を投げかける必要はありません。
そして、その人の言葉をきちんと聞いてあげましょう。
それに対して、助言をしてあげられるスキルなんて必要ありません。

声をかけてあげて、その人の話しを聞いてあげる・・・人が救われるのは、そういう瞬間なんだと思います。

Posted by kanzaki at 2012年02月07日 23:26