●玄秀盛 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E7%A7%80%E7%9B%9B
玄秀盛(げん ひでもり、1956年 - )は現在、一般社団法人日本駆け込み寺代表、株式会社オフィスGEN代表を務める。
2011年7月まではNPO法人「日本ソーシャル・マイノリティ協会」(JSMA)新宿救護センター所長だった。
・玄秀盛オフィシャルサイト
http://gen-style.com/
日本一の歓楽街である歌舞伎町には、日本駆け込み寺(旧・新宿救護センター)があります。
家庭内暴力や金銭問題、ドメスティックバイオレンス、家出、ストーカーなど、人生のさまざまな問題を抱えた人の相談を受けます。
私は、東京にて未成年の皆さんの駆け込み寺のような事をされている人を知っています。
そんな事から、このような活動をされている方の考えや生き様に関心がありました。
そんな感じで調べていたら、玄秀盛さんの存在を知りました。
彼が語る言葉は平易ながら、実はかなり重いです。
※
【人助けについて】
人助けはやり過ぎたらいけません。
「小さな親切、大きなおせっかい」が基本だそうです。
「私の目の前にいる、このただひとりの人を救いたいという気持ちで話しを聞く」
そういう姿勢で話しを聞くそうです。
どこまでも、相手の領域で話す事が大切です。
こっちの領域で話そうとしたら、その時点で終了です。
まずは、相手の息を吐かせます。
すべて吐かせると、息を吸いたくなります。
その時、ちょっとこっちの息を吐けばいいのです。
この感覚は大切ですよね。
私自身、勉強になりました。
ついつい、相手の為になると思い、自分のペースで過度な情報を与えようとしてしまいます。
けれど相手はいっぺんに、それらを吸収できませんよね。
これからは、そのさじ加減を意識したいと思います。
※
【DV、家庭内暴力について】
まず、DV男性が暴力をやめることは、絶対にありません。
いつか優しい夫になるなんて期待せずに逃げること。
「二度と暴力を振るわないから、やり直したい」と言うのは、DV男性の常套句です。
高圧的な態度に一度でも出てきたら、女性は男性に対して、対等にケンカした方が良いそうです。
実は、男の方が繊細で怖がりだから、態度がコロッと変わります。
暴言・高圧的態度で親を言いなりにできると思った子供は、暴力で支配しようとします。
子供の家庭内暴力がエスカレートするのは、このことがバレたら世間体的に恥ずかしいと思う親の心です。
※
【お金の問題】
DVや家庭内暴力の根本的原因は、実は「お金」です。
綺麗事ではありませんので、その事実は認めなければいけません。
お金が無いから、そのストレスのはけ口として、子供への虐待が起こります。
お金が無いから、認知症の親を自宅介護することになり、夫婦間でギクシャクしてきます。
借金に借金を積み重ねていく多重債務。
お金の呪縛から抜け出せなくなり、お金しか見えません。
その為、心がささくれ立ってきます。
地球上で、金本位で物事を考えるのは人間だけです。
借金による苦しみさえ取り除くことで、その心が楽になります。
借金の呪縛から解放される為、「自己破産」という方法があります。
自己破産をすると、日常生活で何かと支障があると思う人がいますが、そんな事はありません。
7年経過すると、自己破産の経歴は消えるのです。
(だからといって、再び借金に手を出して、地獄を味わってはいけません)
自己破産した際に、官報に名前と住所が載りますが、あまり官報を読むことなんてありませんよね。
自己破産しても、裁判所から会社へ通知が行くこともありません(自己破産を理由に解雇も出来ない)。
お金に関することは、必ず借用書、契約書を作りましょう。
例え、親兄弟でもです。
また、契約書という紙切れ一枚があるだけで、警察の対応が違います。
反論の重要な証拠にもなります。
※
【目標達成に向けて】
目標があるのなら、必ず期限を持つことです。
そして、その数字にこだわり抜きましょう。
自分で決めた自分の数字にこだわれなくなったら、どこへも辿りつけないからです。
明確なゴールを設定すると行動力が出るので、その通りだと思います。
情熱と欲望の違いは、辿りつこうとしているゴールがきちんとあるかどうかです。
欲望そのものがゴールになってしまっては、どこへも行き着きはしません。
何度も同じミスはしてはいけません。
してしまったミスにしっかりと始末をつけることが大切です。
一番効果の上がりそうな一点をよく見極め、そこだけを攻め抜きましょう。
もし間違った電車に乗ったら、誰でもその電車を降りて乗り換えるもの。
そのまま乗り続けていても正しい目的地に着かないと分かったら、一回降りて、ひとまず終わりにする。
そして、改札の外でもう一度切符を買えばよいのです。
※※※
かなり修羅場をくぐり抜けないと、こららの事は語れませんよね。
綺麗な場所で、言葉遊びをしている人とは違います。
私の父は生前、酒を飲むたびに家の中で暴れる人でした。
船乗りなので、なまじか強靭な肉体を持っているが故に、手がつけられません。
よく殴られました。
若いころ、必要以上に物事に対して恐怖心があったり、おどおどしていたのは、そういう環境にいたからかもしれません。
我が家は、父の事故死で、環境が変わりました。
もしそうでなかったら、私は大学へ進学することもなかったし、まともな会社に就職できなかったかもしれません。
今頃、どうなっていたか・・・。
年齢を重ねた今、幼い頃の環境を理由に逃げたりしません。
むしろ、そういう経験があったからこそ、困っている人の話しを聞いてあげたり、自分なりに手助けできるのかなと思います。
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