2012年06月10日

なぜ稼ぐ人は財布に5000円札を持つのか?〜「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?(著・亀田潤一郎)」

nagazaifu.JPG

【お金を使うルール・哲学を持つ】

「なぜ稼ぐ人は財布に5000円札を持つのか?」

税理士の亀田潤一郎さん曰く、あえて不便にして、無駄なお金を使いにくくするためです(雑誌PRESIDENTより)。

自分の中でルールを作り、1000円札が無くなってから50000円札を使い、最後になって10000円札に手を付けます。

5000円札は10000円札が使われないよう、真ん中で支える存在。
5000円札が早々に無くなってしまうと、お金を使うペースが早すぎると意識できますし、その反対ならば、10000円札を守りきったと満足感が得られます。

また、ATMで引き出す金額は、中途半端な数字にします。
50000円、100000円といった、マルが揃う金額を下ろす人は、お金を失いやすいとか。

亀田さんは収入が今より少なかった時、1度に下ろす金額は3万7000円にしていました。
10000円札は1枚、5000円札を4枚、1000円札を7枚。
それらを金額の多い順に並べ、お札の向きも揃えておきます。
現在の所持金を把握しやすくする為です。

このやり方に縛られる必要はありませんが、お金に意識を向け、自分なりの使い方のルールを持つと、お金に好かれ、お金がたまる行動パターンが身につきます。

【稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?】

亀田さんと言いますと、「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」という本が有名です。

この本は、「お金は、お金を気にかけている人のところにしかやってこない」と言う事が書いてあります。
たくさん稼いでいる人ほど、財布やお金の使い方にこだわりを持っているそうです。
お金の使い方を見直すことで、自分の生き方も良く出来るとか。

例えば・・・

●財布の購入価格×200=年収

亀田さんは多くの方々の財布を見てきたそうですが、財布の値段を200倍すると、その人の年収に匹敵するそうです。

●稼ぐ人は長財布を使っている

長財布は、特にお札にとって心地よい形になっています。

●メタボ財布はお金に嫌われる

稼げていない人の財布ほど、例外なく太っており、カード、レシート等がたくさん入っています。
稼いでいる人ほど、財布はスリムなんだそうです。

他にも、お札は全て上下を揃えるとか、硬貨は小銭入れに入れるとか、新しい財布を買ったら100万円の札束を入れて「お金の味」を財布に覚えさせるとかも書かれていました。

お金の使い方にしてもルールや哲学があります。

お金を使う時、「消費(食品など等価交換消費)」「浪費(ゲームセンターなど見返りのない自己満足)」「投資(本など将来見返りがあるもの)」のどれに当てはまるか考えます。
未来を作るのは「投資」なので、ここに使うよう心がけましょう。

「お金は正しい気の向け方をしてくれた人間に対して、それに見合った報酬を与えてくれる」そうですよ。

※※※

【神崎が意識していること】

お金をたくさん稼ぐのは、なかなか大変なものです。
このご時世、収入が右肩上がりの人は少なくなってきました。

会社からの給料など、お金の入り口は大抵は一つです。
しかし、お金の出口は様々です。
収入が少ないならば、お金の出口である支出を意識するべきですよね。

お金をコントロールするには、財布の値段や長財布にこだわるより、支出に注目するべきだと思います。
私の場合、2つだけ心がけています。

<1・iPhoneアプリで小遣い帳をつける>

家に帰ってから、しっかりと家計簿をつけるのは大変です。
私は、iPhoneの無料アプリ「簡単!こづかい帳」を使っています。

●App Store - 簡単!こづかい帳
http://itunes.apple.com/jp/app/jian-dan!kodzukai-zhang/id348145475?mt=8

●開発者によるサポートページ(iPhone/iPod touch アプリ開発日記)
http://blog.goo.ne.jp/opensesamepinky

日々の細かい支出の大半は、外出先です。
支払ったら、すぐにその場で、このアプリで記入しておきます。
その都度その場でやれば、案外ラクなものです。
このアプリは、超細かい事はできませんが、反対に簡単に扱えるので長続きしています。
1週間、1ヶ月単位で支出を見ることにより、無駄遣いのし過ぎを抑制できます。

<2.極力、財布にはカードも小銭も入れない>

私の財布は、二つ折りの普通のものです。
通常、この財布には、カード類や小銭を入れていません。

カード類を入れていないのは、「財布を紛失した時のリスク回避の為」です。

現金は失っても、たかが知れています。
しかし、カード類は紛失すると、再発行するまでに色々と手続きが面倒です。
その為、カードや免許証などは、別にカードケースへ入れてあります。

そのカードケースも、社員証、免許証、図書館カードぐらいです。
ポイントカードは、買い物に行くときだけ持っていきます。
けれどそもそも、ポイントカードは殆ど作りません。
ポイントカードは、ポイント還元によるメリットより、消費を促す麻薬に感じるからです。
100円で1ポイント程度ならば、そもそも無駄遣いしないほうがお得ではないでしょうか。

小銭が増えると、財布は重く、厚みも増えてしまいます。
また、小銭はついつい、無駄な支出の原因になります。
その為、小銭はなるべく持ちません。
どうしても必要な時、最低限だけ入れておきます。

お札で支払い、お釣りを小銭で受け取ったら、帰宅した後、その小銭を全て大きな缶ケースに入れてしまいます。

皆さんも、自分なりのルールを作ってみませんか?



【関連記事】

●なぜ、オシャレな若い男性に「長財布」が人気なのか?〜お金の管理意識とファッション意識の変化
http://kanzaki.sub.jp/archives/002819.html

●最近、クレジットカードを使わず、プリペイドカードによる先払い方式を利用しています〜Amazonギフト券、iTunes Cards・iTunes Apps Card、Suica
http://kanzaki.sub.jp/archives/002541.html

●歩きやすい革のビジネスシューズの選び方〜いつも革靴選びに泣きを見ていますorz
http://kanzaki.sub.jp/archives/002757.html

●2013年版の手帳は、サイズと余白が大きめが人気です〜神崎は「iPhone5」と「普通のノート」を使用しています
http://kanzaki.sub.jp/archives/002761.html

Posted by kanzaki at 2012年06月10日 11:48