「毎月」とか「毎日」の「毎」という漢字には、「母」がいますよね。
母はいつも家族のために頑張り、その歩みを止める事はありません。
果物の「苺(イチゴ)」。
この漢字にも「母」がいます。
苺は母同様に、みんなに愛されています。
また、「苺」の語源は、「次々に子株(こかぶ)を生み出す」なんだそうです。
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「おかあさん」の「か」は、「太陽の身体」を意味する「日身(かみ)」という言葉から来た説があります。
よく、刑事コロンボが、「ウチのカミさんがね・・・」というアレです。
頭に「お」をつけて、「おかみさん(お女将さん)」とも言いますよね。
母は、家族を明るく照らす大切な存在だから「太陽」なんですね。
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少子高齢化の現代。
誰もが「介護」という問題から目をそらすことは出来ません。
子供が親を介護するという事には、当事者でなければ分からない苦労があるものです。
介護には「高齢者虐待」という問題があります。
暴力をふるわれたり、言葉で傷つけられたり、財産を勝手に使われたり、介護放棄等があります。
虐待を受けるのは女性が約8割と多く、同居人による虐待が殆どです。
虐待を行うのは、約4割が息子です。
このように、息子の高齢者いじめが深刻でして、年々増加しています。
「介護の負担感や、仕事との両立の難しさが虐待につながっているのではないか」と推測されています。
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日々、家族のために頑張り、太陽のような存在。
それがいつしか、その表情を曇らせるような事態になる。
理由はどうあれ、とても哀しい事です。
問題解決には、その家だけの問題にせず、地域の人々とのネットワーク(繫がり)が必要になってくると思います。
新潟県出身で、消費社会研究家の三浦 展(みうら あつし)さん。
彼の著書に「第四の消費」があります。
「第一の消費」は、大都市中心に中流層が誕生した1912〜41年。
(national(国家重視))
「第二の消費」は、敗戦から高度経済成長、第1次石油ショック後の74年まで。
(family(家族重視、家族と一体の会社重視))
「第三の消費」は、その後の低成長期から地価高騰、バブル崩壊の末に格差が拡大していくまで。
(individual(個人重視))
そして、95〜2007年の間に「第四の消費」が始まりました。
(social(社会重視))
「第四の消費」は、「物やサービスを消費するだけでなく、消費を通じて人と知り合ったり、社会貢献したり、旅行先で交流する、というように『つながり』を重視するのが特徴」です。
世の中が、どの方向へ向かっているのかが示されています。
今は「つながり」を大切にする時代だそうです。
最近よく使われる「絆」がまさにそれをあらわしています。
景気が良かった頃に忘れ去られた感のある「絆」。
最も身近で愛すべき家族を大切にする・・・これが出来てこその「第四の消費社会」ではないかと思います。
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