(新潟総踊り2012の1シーン)
「ギャラリー蔵織」の5周年を記念した、各ジャンルの作家さん達による作品展示も、あさってで終了。
昨晩は、同会場でパーティーがありました。
他ジャンルの作家さん達とお会いすることが出来て、良い刺激になりました。
今回の展示会にて、私の写真を買ってくださった方もいて、自分的にも満足でしたよ。
来月から写真撮影の活動も、本格的に復活したいと思います。
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【絵や文学だけでご飯を食べていける人は少ないです】
絵を描き、それだけを本業に食べていける人は僅かです。
展覧会や個展で発表している作家の数は10万人いますが、絵だけで食べていける人は100人しかいません。
文学の世界でも、やはり100人程度です。
通常は、兼業したり講演・エッセーなどで食い扶持をつないでいます。
明治時代の浮世絵以降、日本美術は工芸品を除いては世界へあまり流通していません。
日本の画商が、日本の美術品を世界へ売ることをしなかったからです。
アメリカなどでは、「パーセントプログラム」があります。
これは、公的予算で建つすべての新築ビルに対し、建築費の1%を芸術品に充てるよう定めたものです(国や市によって数字や金額、ルールは異なります)。
国が現代芸術を支援することで、世界美術の主導権を握ることが出来ました。
また、絵の値段というのは、作家の存命中は絵の価値だけではなく、肩書きや権威、流行や知名度によって影響されます。
作品本来の価値に落ち着くのは、死後30年です。
以上は、芸術家の故・池田満寿夫さんのお話しによるものですが、今も情勢は大して変わって無いでしょう。
日本が今の情勢では、国を上げての充実した芸術支援は無理でしょうね。
民間に頼るしかない訳ですが、その点、「お笑いの世界」というのは凄いですね。
ちゃんと商売として成り立ち、普通に人々の世界へ溶け込んでますものね。
お笑いも立派な文化だと思います。
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【写真はみんなに楽しんで欲しい】
絵の値段が高いのは、その絵は一点あるいは限られた数という稀少価値からです。
その点、写真は違います。
量産は簡単ですし、デジタル化とインターネットにより、簡単に多くの人達に見てもらえます。
フィルムの時代と違い、デジタル化されたカメラは、誰でも手軽に扱える様になりました。
コンパクトなデジタルカメラは、安価な1万円前半のクラスでも、手軽さと画質・機能の面で充実しています。
レンズ交換式のカメラも、ミラーレスカメラと呼ばれるジャンルが発生し、単なる記録ではなく、作品として写真を楽しむ人が増えました。
更にこの数年、iPhoneを始めとするスマートフォンが活躍。
それなりの画質ではありますが、タッチパネルによる簡単操作、アプリによる画像加工、Twitter等のSNSへのアップロード等が、これ1台で出来てしまいます。
私は、デジタル一眼レフカメラは所有していますが、コンデジは持っていません。
日常的なものは、iPhoneである程度出来るからです。
誰もが、様々な形で写真を撮影できるようになり、多くの人達に発表できるようになりました。
絵や文学より敷居が低いので、多くの方々が楽しんでいます。
写真をやっている私としては、嬉しい状況です。
「現在」の記録が、過去のどんな時代よりも多く残されているからです。
メディアやプロが残す記録は、あくまでも一部です。
それぞれが独自の視点で「日常」を撮る。
とても素晴らしいことだと思います。
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