新聞に、「セルフマッサージをすると、自分を嫌う気持ちが和らぐ」と書かれていました。
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【セルフマッサージの方法】
・オイルや化粧水をつけて撫でると、不思議と気持よく感じます。お風呂上りにやって、毎日の疲れを簡単に取ることが出来ます。
・ふくらはぎにマッサージをすれば、むくみを取る事が出来ます。
・首筋や肩をマッサージすれば、頭痛が和らぎます。
・心臓から遠のく方向に撫でると副交換神経が優位になり、リラックス効果があがります。
・1秒に10センチ程度のゆっくりとした速さで撫でると、もっとも気持ちよく感じ、ストレスが緩和されます。
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【セルフマッサージの心理的効果】
・自分のことが好きではないという自己受容度の低い人が、セルフマッサージを繰り返すと、自己受容度が上がります。自分の嫌な面や自己嫌悪の気持ちが和らぐのです。
・人に触れるとその境界が融合する感覚があり、一体感が生まれます。
・同様に自分に触れると、受け入れられずに境界を作っていた嫌な自分との境界感がなくなっていくのです。
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【ゲーテは、自分も他人も『肯定』する】
セルフマッサージの原点は、緊張したり不安になった際、無意識に頬や髪を撫でたり、手をもんだりする行為です。
自分に触れることで、自分で自分を受け入れようとしていたのですね。
「こころが開いているときだけ、この世は美しい」
これは、ドイツの詩人・ゲーテの言葉です。
世の中は、「事実」の集合体だと思うのです。
その事実をどう受け止めるかは、その人次第です。
逆境を己の不幸と捉えるか、人生転機のチャンスと捉えるか。
事実は同じでも、受け止め方で全く異なります。
そういう意味では、「過去を変えることも出来る」はずです。
既に過ぎ去ってしまった辛い過去さえも、今の自分がどう解釈するかで、「価値ある過去」に変える事が出来るのです。
ゲーテ曰く、「人は本当に劣悪になると、他人の不幸せを喜ぶこと以外に興味を持たなくなる」。
心を塞ぎ、自分も他人も否定した生き方なんて、ちっとも魅力的ではありませんよね。
世の中を肯定するには、まず小さな世界である「自分」を肯定しないといけません。
心に闇を抱えたまま、「世の中を肯定」しようとしても、おそらく「世の中を利用」しようと考えてしまうでしょう。
ゲーテ曰く、
「本当の自由な心とは「認める」ということである」
「誰しも人を許すときが、自分を最も高めるときである」
「誰でも、他の人々の好意を喜びとする場合にだけ、本当の意味でいきいきしているのだ」
自分も他人も肯定できる生き方・考え方でありたいものです。
哲学的なアプローチも良いですが、冒頭のセルフマッサージ等は、誰しもが容易に実践出来ることです。
是非、お試しください。
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