2012年10月30日

凄腕社員達の手帳活用術〜シンプルなルールで、ごちゃごちゃ書き込まないこと

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この前は、来年2013年版の手帳について、トレンドをご紹介しました。

●2013年版の手帳は、サイズと余白が大きめが人気です〜神崎は「iPhone5」と「普通のノート」を使用しています
http://kanzaki.sub.jp/archives/002761.html

今朝の日経では、各社の凄腕社員達の手帳活用術が掲載されていました。

各社員に共通するのは、「シンプルなルールで、ごちゃごちゃ書き込まないこと」でした。

(1)医薬品メーカーのマーケティング社員の場合:

・その週にやるべきタスク(仕事)を手帳のメモ欄に書き出すことを習慣にしている。

・使う筆記用具は、シャープペンシル1本のみ。マーカーでの色分けはしない。

・タスクを書く時は、全て同じ大きさの枠を用意し、その中に納める。
書き込んだ文字数が多いと、重要であるように錯覚してしまう。
惑わされないよう、同じ大きさの枠に、なるべく少ない文字で書く。

・1時間単位で区切られたスケジュール記入欄でも、予定の時間分を枠で囲み、そこに最小限の情報だけを記す。
枠がないと、予定の区切れが見づらいし、アイデアを考える貴重な空き時間に気づきにくい。

(2)住宅メーカーの営業社員の場合:

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・予定表の書き方は、「アポイントは縦書き」「タスクは横書き」。

・アポイントを縦書きにしたのは、その他に書き込んだタスクと混在しても、分かりやすいようにするため。
手間なしで、一目で見分けがつく。

・縦書きにしたアポイントを「仕切り」に見立て、空き時間があれば、新規顧客の開拓に充てる。

(3)リクルート会社の転職サポート社員の場合:

・手帳の月間ページに「転職希望者の面接アポイントの予定だけ」を書く。

・週間ページに他のスケジュールと一緒に書かず、アポイントだけを書くことで、成約の見通しをつかみ、フォローもしっかりできる。

・筆記用具は、シャープペンシルで黒一色。

(4)製造メーカーの海外営業社員の場合:

・やるべきタスクを手帳には直接書き込まない。
一件ずつ付箋に書き、進行状況に応じて内容を書き換えながら、予定の時間に合わせて貼る位置を移していく。

※※※

最近、日経グループは、「紙の手帳は凄く良い!!」を猛烈アピールしています。
様々なところでデジタルが全盛の今、「あえてアナログ」というハズシが、利用者に満足感・優越感をあたえると考えているのかもしれません。

確かに、とあるアンケート結果では、スケジュール管理に「手書き回帰」が見られます。
スマートフォン等のデジタルツール使用者のうち2割が、「操作が面倒」という理由から、来年は手書きにしたいと回答しています。

また、手帳をスケジュール管理以外に、日々の思い出や記録を書く「ライフログ」的な使い方も増えているそうです。
昔でいう日記帳の機能を手帳に盛り込んだわけですね。
そのため手帳メーカーも、「1日1ページ型」など記入欄の大きな手帳をアピールしているのが、今の状況です。

冒頭にてご紹介しました凄腕社員達の手帳活用術を見る限り、あまりツール自体にはこだわりは無いようですね。
その分、書き方のルールにこだわっていました。

私が読んで気づいたのは、「予定は開始時間だけではなく、終了時間も意識する」ということでしょうか。
これにより、予定が重複するのを防げますし、その予定に費やす時間を感覚的に把握しやすい。
そして、空き時間・スキマ時間を見つけて、有効利用できます。
この事に関しては、デジタルのスケジュール帳の方が把握しやすいし、大抵は終了時間の記載も求められますよね。

メーカーや他人が提案する書き方のルールに縛られず、自分の決めたシンプルなルールを徹底し、その中で最高のパフォーマンスをあげる。
どうやら、成績をあげるには、そこに秘訣があるようです。

来年用の手帳を買う際は、自分なりのルールを決めた上でお店へ行くほうが、失敗せずに済みそうです。

※※※

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Posted by kanzaki at 2012年10月30日 22:06