2013年06月24日

ドコモが9975円で販売しているAndroidタブレット「dtab」のファーストレビュー〜「dビデオ」というキラーコンテンツを備えた唯一無二の優等生タブレット

dtab01.JPG


ドコモ(docomo)が、9975円で販売しているタブレット「dtab」を買いました。
私にとって、初タブレット、初Androidです。
iPhone5ユーザーの視点で、購入2日後のファーストレビューをしたいと思います。


【総評】

普通の人が使うAndroidタブレットとしては、必要十分以上の性能を満たしています。
使っていて、ストレスを全く感じません。
また、デザインと質感の高さは、とても1万円以下とは思えないものです。


それだけでもお買い得なのですが、月額525円で、たくさんの映画、ドラマ、アニメ、音楽等の動画コンテンツを視聴できる「dビデオ」が、予想外に良かったです。
「dビデオ」という武器を備えた、唯一無二の安価タブレットとして、ドコモユーザーならばオススメです。


ただし、dtab単体では通信ができません。
Wi-Fi環境(無線LAN)か、スマートフォン経由(テザリングというやつ)でネットに接続する必要があります。
もちろん、ソフトバンクのiPhone5でテザリングもちゃんとできますよ。


Androidは、iPhoneやiPadに使われているiOSに比べて、自由度が高いです。
アプリにも、それがあらわれているように思いました。
それ故、大海原すぎて、使用目的が不明瞭な初心者は戸惑うかも。
決められた中で活用するというiOSの方が、安心感は高いと思いました。
親御さんに買ってあげるならば、iPadの方がいいかな?


●docomo dtab | 製品 | NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/dtab/

●価格.com - Huawei dtab 価格比較
http://kakaku.com/item/K0000459038/

●「dtab」の“ここ”が知りたい:第1回 「dtab」を9975円で買うには? ドコモ以外のユーザーでも使える? (1/2) - ITmedia Mobile
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1305/13/news015.html


※※※


【ガラケー(iモード携帯電話)ユーザーでも買えます】


9月30日までの期間限定ですが、dtabを9975円で購入できます。
それには3つの条件があります。
カタログ等を見ますと、こんな感じで書かれています。


(1)SPモードへ加入
(2)dビデオをdtab購入月+6か月間契約すること(購入日が1日ならば6か月間)
(3)ドコモUIMカードが挿入可能なdビデオ対応機種を所有していること


いろんなサイトにて勘違いして書かれているのですが、必ずしも、ドコモのスマートフォンを所有していなければいけない訳ではありません。


ドコモのiモード携帯・・・いわゆる「ガラケー」を契約している人ならば、dtab購入時に(1)と(2)を申しこめば大丈夫です。
なにせ、私がそうですから。


「神崎さんって、ソフトバンクのiPhone5ユーザーじゃなかったっけ?」
そう思う人もいることでしょう。
家族でソフトバンクユーザーは私だけ。
他はドコモユーザーです(料金は私の口座から引き落としorz)。


(1)のSPモードの月額315円は、ガラケーのiモード契約をしていれば、実際には料金が発生しませんのでご安心を。


購入の際、ポイントを使うこともできます。
私もポイントを適用したので、タダみたいな値段で買うことが出来ました。



【最初の設定の際、用意するもの】


私のように、タブレットをスマートフォンとパソコンの補助的役割として使う人ならば、初期設定はさして難しいことは無いと思います。
あらかじめ用意しておいた方が良いのは3点です。


(1)google(グーグル)のメールアドレス(gmail)とパスワード
(2)docomo IDとパスワード、それと4桁のネットワーク暗証番号


(1)はAndroid全般で役に立ちます。
(2)は主に、「dビデオ」の設定に役立ちます。ガラケーのiMenuからでも設定できます。


(1)に付随して、アプリ購入用にクレジットカードの番号も必要になります。
ただし、有料アプリを買わなければ、入力の必要はありません。
私は今のところ、クレカ情報は入れていません。
iPhoneやiPadの場合、コンビニで売っているiTunesカードを買ってチャージすれば、クレジットカード決済をしなくて済むのにね。



【dtab自体の感触】


製造元のHuawei(ファーウェイ)は、アジアの中で良心的なメーカーというのが私のイメージです。
このタブレットにも、それがよく現れています。
背面のホワイトとシルバーのツートーンカラーは、iPhone5のホワイト&シルバーに通ずる美しさがあります。
重さは10.1インチとしては標準的。
どの10インチタブレットでも、長時間の片手持ちは辛いです。
だから今、7〜8インチが流行っています。
けれど、自炊した電子書籍を読む際、10インチはとても読みやすい大きさです。


けれど、この10.1インチの大きさで映画(dビデオのコンテンツ)を観ると、迫力があります。
パソコンの液晶画面より近づいて見るから、なおさらです。
スピーカー音はドルビーサラウンド対応なので、映画モードで聞くと、とてもタブレットとは思えない重低音になります。
「dビデオ」で映画やアニメを見るのに、画面と音の良さは大切。
それを安価な価格帯で提供してくれたドコモには感謝です。
以前から、Andoroidの操作等を覚えておきたいと思っていたので、ちょうど良い機会となりました。


画面は、iPadのようなレティナディスプレイではありませんが、十分美しいIPS液晶です。
フルHD画面じゃありませんが、特に困りません(画面解像度1280x800)。
十分にきめ細かいし、十分な作業領域を確保しています。


感心したのは、設定画面にて、液晶の色温度を任意に決められることです。
この設定は、Androidの他の端末にもあるのかな?
最近のパソコンの液晶画面は、寒色系の色合いになっていることが多いですよね。
けれど私は暖色系が好きなので、そちらの方へ画面を設定しています。


iPadと違って、microSDHCカードを挿入できます。
dtabのメモリ容量は8GBと少ないですが、容量の大きいmicroSDHCカードを使えば補えます。
今、手元に4GのmicroSDカードしか無いのですが後日、32Gのものを買う予定です。
そういや、dtabのカードスロットの隣には、ハメ殺しにしてあるけれど、simカードなどが入りそうなスロットがあります。
やろうと思えば、単独でネットにつながるタブレットにもなるのかも。


持ち運び用に、カバーを買いました。
1230円でした。


●Amazon.co.jp: (黄金宮殿オリジナル)NTT docomo huawei dtab 専用 高品質PUレザーケース 完全版 (ブラック): パソコン・周辺機器
http://amazon.jp/dp/B00D42QZRI/


たった1230円ながら、dtab用にぴったりと設計されており、この価格帯でこれだけの質感があれば十分です。


後日、ポケモンキーボードも買う予定です。
amazonにて安価ながら、良質なBluetoothキーボードとして評判のアイテムです。


●Amazon.co.jp: バトル&ゲット ポケモンタイピングDS (クロ): ゲーム
http://amazon.jp/dp/B005VN4XX6/


microSDHCカードとカバー、キーボードを書いますと、ポイントで値引き購入したdtabの値段を上回ってしまいます(汗)。



【Android vs iOS】


iPhoneやiPadに使われているiOSは、フォルダの階層構造という概念が、ユーザーにはあまり感じられません。
Androidは、それを感じます。
windowsパソコンと似たような感じなので、とっつきにくい・敷居が高い感じがあります。
しかし、そう思うのは最初だけで、すぐに慣れました。
そもそも、私はWindowsユーザーですから。


iPhoneやiPadの画面下にある丸いホームボタンは、何かと便利です。
Androidの場合、それに相当するものは、画面上のアイコンをタップするのですね。


私の場合、自分の扱うデータ関係は、ほとんどがクラウド上(Dropbox)に置いてあります。
データのある場所は同じで、あとはそれを取り扱うのが、パソコンなのか、iPhone5なのか、dtabなのかの違いだけ。
クラウド運用するならば、Androidもいいです。
特に、Dropbox関連は、iOSのアプリより使い勝手が良いアプリが多いように思います。
microSDHCカード内のデータと自動同期してくれる「Dropsync」には感心しました。
他の方も言っていたのですが、Dropboxでクラウド上の写真を表示させる速度は、Androidの方が体感速度が速いです(理由は不明ですが、ハードのスペックとは関係ないみたい)。


iPhoneは、パソコンのiTunesと繋いで、データのバックアップや様々なことを行えますが、Androidはそれが無いのですね。
スタンドアローンで運用というのは不安でもあり、気楽でもあり。
データはgoogleの用意するクラウド上で管理します(どこまで、どれだけ行えるかは、まだ私には分かりません)。
最近は、iPhoneもiCloudを使い、パソコンへ繋がない人もいるみたいだし、それが主流になるのかもしれませんね。


ホーム画面にウィジェットアプリを表示させられるのも、iOSとの違いですね。
ウィジェットとは、ホーム画面上で、ひと目で情報を得られるように小型化されたアプリ。
天気や時計、ニュース、バッテリー残量などを表示するものがあります。
まだ慣れていないので、メモを書いた付箋を表示させたり、Google Chromeのお気に入りをホーム1画面にたくさん表示させるぐらいしか使ってません。



【dビデオが良い】


●dビデオ powered by BeeTV
http://pr.video.dmkt-sp.jp/?campaign=dcmhp


dビデオとは、国内外の映画、ドラマ、アニメ、音楽、BeeTVなど約13,000のラインナップがどれだけ見ても月額525円のコンテンツサービスです。
dtabは値段も安く、処理速度も十分、デザインも良い優等生です。
しかし、それで終わらないのが、dtabのすごい所。


このタブレットの中で、たくさんの映画やアニメなどを鑑賞できます。
動画との新たな付き合い方を提案しています。
Wi-Fi環境ですと、高画質でストリーミング再生orダウンロードしてオフライン再生(ダウンロードして48時間限定)ができますよ。


大げさに言えば、この一枚の板の中に、ツタヤのレンタル屋が入っているようなもの。
しかも、いくら見ても月額525円です。
あとは、それらの映像コンテンツに、自分が夢中になれるものがあるかですね。


私の場合、「仮面ライダー」ですよ。
特に、仮面ライダークウガ以降の平成仮面ライダーシリーズが、いまのところ、キバまで全話鑑賞できます。
劇場版は、オーズまであります。
オダギリジョーさんが主演したクウガは、いま見ても面白いシリアス、ハード路線です。
やはり、第2話の燃え盛る教会内にて変身す(以下、単なる特撮オタクの戯言なので略)



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●ドコモのAndroidタブレット「dtab」用に、「32GバイトのmicroSDHCカード」と「micro OTGケーブル」を買う
http://kanzaki.sub.jp/archives/002929.html

●NTTドコモ「dマガジン」のレビュー〜月額400円(税抜)で雑誌70誌以上読み放題。10型タブレットとWi-Fi環境での使用がオススメ。ドコモユーザー以外も利用可能
http://kanzaki.sub.jp/archives/003135.html

Posted by kanzaki at 2013年06月24日 22:23