最近、自転車で通勤・通学をする人が増えました。
そんな中で目立つのが、「ながら運転」です。
運転中、携帯電話を操作したり、ヘッドフォンを使用して音楽を聴くことです。
そんな、ながら運転の危険性を「自転車文化センター」が訴えています。
●自転車文化センター
http://cycle-info.bpaj.or.jp/
※
【ながら運転の事故例】
東京しごと財団の事故データに、ながら運転の事故例があります。
●携帯電話を見ながらの運転
2011年9月の朝。
老人が運転する自転車に、前方から高校生の運転する自転車が近づいてきました。
高校生は携帯電話の画面を見ていました。
高校生の視線は画面にあり、老人の自転車が近づいてくることに気づきません。
老人が左に避けようとしましたが、避けきれずに高校生の自転車と衝突。
左腕に傷を負って、8日間の通院となりました。
●傘を差しながらの運転
2012年5月の朝。
老人が、雨が降る中で傘を差しながら自転車を運転していました。
歩行者の接近を直前まで分かりませんでした。
ようやく歩行者に気づいて左に避けようとしました。
しかし、片手でハンドルを持っていたため、しっかりとした操作が出来ずに電柱に激突。
全身打撲で30日間の入院となりました。
2つのケースともに、進行方向に視線がないため、危険を察知できなかったのですね。
※
自転車を安全に運転するには、当たり前ですが、以下の2点が大切です。
・ハンドルを両手でしっかりと握る
・周囲の動きを目と耳で把握する
ところが、携帯電話の画面を見ながら運転すると、前方の様子が分かりません。
携帯電話で会話をしたり、ヘッドフォンで音楽を聴いていると、注意力が散漫になります。
近づいてくる自転車、自転車の音、歩行者の声に気づくのが遅れます。
携帯電話や傘を持っての運転はバランスを崩しやすいです。
確実なブレーキ操作もできません。
傘を差すと、前方確認が不十分ですし、風でバランスを崩すこともあります。
こういった行為は危険です。
都道府県の条例で禁止され、罰金を科せられる事もあります。
※※※
最近は携帯電話の中でも、スマートフォンを利用する人が増えました。
自転車を運転しながら、器用に親指で画面をなぞって操作しています。
携帯電話を操作しながら自転車を運転していると、ものすごくスピードが遅いです。
前方から歩いてくる私に気づいていません。
ぶつかりたくないので、私のほうが避けます。
学生に限らず、大人でもよく見かけます。
事故を起こしてからでは遅いので、やめたほうが良いですよね。
自転車はクルマと違って、事故を起こした時の保険に入っている人が少ないです。
そもそも、自転車事故の保険自体が少ないです(以前はたくさんあったが消えていった)。
もし加入するなら、ご自身が加入しているクルマの保険のオプションが手っ取り早いでしょう。
私のように、マイカーを所有していない人ならば、セブン-イレブンで加入できる保険がオススメです。
●セブン-イレブンで入る自転車向け保険【示談交渉サービス付き】
http://jitensya.ehokenstore.com/
大人一人ですと、年間4760円の保険料。
特に注目すべき点は、示談交渉を保険会社が行ってくれることです。
日々、通勤で自転車を利用されている方、趣味で自転車に乗っている方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。
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