2013年10月22日

上手に「仕事を任せる」コツ

makaseru01.JPG


自分ばかりが忙しいと思うあなた。
解決法は簡単。
仕事を一人で抱え込まず、周囲に任せればいいのです。


仕事を一人で抱え込んでいては、デメリットが大きいです。
本人が忙しくなるばかりか、職場の人材も育ちません。


周囲に仕事を任せれば、その分、時間に余裕もできます。
その時間を新たな仕事への挑戦に使えば、自分自身も成長できます。
(日経より)



【任せるコツ5カ条】

(1)内容と期限を明らかに:

あいまいな指示では取り組めない。
かといって事細かく指示しては自主性を失う。
何をして欲しいか、目標は明示しつつ、やり方は任せる。


(2)「いつでも相談に来て」はダメ:

「困ったら、相談に来るだろう」は甘い考え。
頼んだ後も進捗状況は依頼者側から定期的に確認。


(3)やり方は押し付けない:

人は自主的に取り組んだ方がよい成果をあげる。
信じて任せると期待以上の成果が上がることも。


(4)失敗に備える:

部下や後輩の育成のために、仕事を任せることもある。
失敗を通じた成長もあるので、ミスを許容する覚悟を持つ。


(5)責任は分担する:

部下に仕事を任せる場合、最終責任は上司がとるが、遂行責任は部下にある。
「大失敗」をしないように、上司は与える責任の大きさをコントロールする。


※※※


面倒な仕事を頼むのって、なかなか言いづらいです。
それに、自分でやったほうが早いし、間違いないとか思ってしまいます。
そうやって仕事を沢山抱え込んで、「どうして俺だけ、こんなに忙しいんだ・・・」と愚痴る。
多くの30代、40代の男性社員は、このループに陥っています。
完全に、消耗戦です。


それに、いつまで経っても、若手の部下が出来ない(入ってこない)から、上司としての仕事と部下としての仕事の両方をこなさないといけません。
こんな中で、管理職としての能力を身に付けろと言われても、出来るわけがありません。


ただ、愚痴ばかり言っても、全く進展しません。
加齢と共に、自身の能力も落ちていきます。
現状を維持していくなんて無理です。


上司から「仕事を任せる」コツを学ぶ機会が無ければ、自分で模索してみるのが一番なんでしょうね。
何でもそうですが、主体的に考えないと、結果はついてこないですから。


毎日、軽く意識が朦朧としながら長時間労働をしつつも、そこから脱却できる術をお互い、編み出していきましょう。

Posted by kanzaki at 2013年10月22日 23:22