・身代金型ウイルスに感染したパソコンの画面(トレンドマイクロ提供)
【身代金型ウイルスとは?】
インターネットで怖いのは、コンピューターウイルスですよね。
最近、ネットの世界で増えているのが、「身代金型ウイルス」だそうです(日経より)。
このウイルスは、パソコン画面やファイルなどをロックして、操作を不能にしてしまいます。
「もしロックを解除したければ金を払え」と画面上で要求してきます。
パソコンを人質に、身代金を要求するコンピューターウイルスなのです。
以前より海外ではその存在が知られていました。
昨年から、日本でも増加しました。
昨年10月までに、情報セキュリティ大手・トレンドマイクロは、国内で約1万5000台もの感染コンピューターを確認しました。
予防法は、従来のウイルスと同じです。
・セキュリティ対策ソフトをパソコンに導入する。
・怪しいファイルは開かない。
・感染してしまったら、セキュリティ対策ソフト会社へ相談する。
お金をとるだけ取ってロックを解除しないケースも多いので、間違っても犯人に連絡したり、支払いに応じたりしないようにしてくださいね。
※※※
感染するとパソコンを停止し、米国政府組織「国土安全保障省」などを名乗り、「違法行為をしたのでパソコンをロックした。解除するには300ドル(約3万円)が必要」という英語メッセージなどが表示されます。
「ランサム(身代金)ウエア」と言われ、要求通り金を支払っても、ほとんどの場合、ファイルなどは修復されません。
突然、こんな画面が表示されたら、普通は焦ります。
けれど、「オレオレ詐欺」と同様、事前にこういうものの存在と対処方法を知っていれば大丈夫です。
年末年始の休暇中、ネット閲覧が長くなりがちですが、気をつけたいものですね。
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