「話しの長い人」がいますよね。
聞き手が、話しの方向を無理なく上手に変えるには、どうしたら良いのでしょうか?(日経より)
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【一生懸命に聞く】
長くつまらないと敬遠したくなると、目をそらして無言になりがちです。
けれど、相手の方を向いてうなずき、「そうなのですか」と相づちを打つなど積極的に聞きましょう。
そのうえで「なるほど、ありがとうございました。お話し本当によく分かりました」と、言葉を「過去形」にしてみると、話しを一段落させることができます。
これが全く聞いていない人から「ありがとうございました。よく分かりました」と言われたら、話し手は話しをもぎとられた、中断させられたと不快に感じます。
向き合って聞くマナーが土台にあってこそなのです。
さらに、「ところで話しは変わりますが」と次の話題を出していくことで、自然に会話が流れていきます。
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現在、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」がオンエアされています。
主人公・黒田官兵衛は、軍事に謀略、政治も出来るチートパラメーターの武将です。
官兵衛の言葉に「相口、不相口」というものがあります。
「人には相口(あいくち)、不相口がある。
相口とは他人の思いを知りそれに合わせること。不相口とは逆らって異見を言うこと。
大切なのは不相口であり、相口の部下ばかり重用し周りに置くのは心地よいが、その者にとって決して良いことではない。
不相口の者の異見にこそ耳を傾けるのが将として肝要である」
相性の合う人には、ついひいき目になります。
一方、相性の合わない人には、話を聞く耳を傾けずに遠ざけてしまうし、ちょっとしたミスも気に障ります。
そういうものだから、私心が入り込んで目が曇らないように注意すること、という意味です。
嫌だなあと思う人の言葉こそ、ちゃんと聞きましょう。
その言葉の中に、自分を正しい方向へ導いてくれる重要な内容が隠されているからです。
「話しの長い人」に対して敬遠する人も多いです。
けれど、それだけ長く話せるということは、それに関する知識も豊富だとも言えます。
私なんかはむしろ、そういったウンチクを聞きながら酒を飲むのが好きです。
自分に無縁な内容ほど面白いです。
それに、聞くことによって、相手の性格や人生観も分かってきますしね。
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