●薬物で時間の感覚を狂わせることで「懲役1000年」が実現できる可能性 | スラッシュドット・ジャパン サイエンス
http://science.slashdot.jp/story/14/03/24/062215/
「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。
これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。
これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。
なんだか、星新一先生のお話しに出てきそうだなと思いました。
上記サイトのコメントを読んだら、「世にも奇妙な物語」のエピソード他、似たようなものがあるのですね。
そもそも、1000年生きた人はいないので、どんな感覚なのでしょうか。
「ジョジョの奇妙な冒険」第2部ラスボス「究極生命体カーズ」みたいになるのでしょうかね?
「カーズは2度と地球へは戻れなかった・・・。
鉱物と生物の中間の生命体となり、永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして、死にたいと思っても死ねないので、そのうちカーズは、考えるのをやめた」
脳が1000年分を一応擬似的にでも"経験"するのですからね。
どんどん忘れていっても、かなりの経験が蓄積されるわけです。
あまりにも沢山詰め込みすぎて、脳が「燃え尽き症候群」になっちゃうような気がします。
こうやって現代を普通に生きる我々ですが、昔の人に比べたら、物凄く長く生きています。
縄文時代の日本人の寿命は14.6歳だったそうです。
江戸時代は、前半は20代後半から30歳、後半で30代後半です。
昭和22年(1947年)で、男性50.06歳、女性53.96歳と50代へ突入できました。
昔はみんな若くして死んだと思いがちですが、これは乳幼児の死亡率が高かったので、平均するとこんな感じになったらしいです。
とはいえ、生活環境・食事環境・医療発達のおかげで、寿命が長い人が増えているのは間違いありません。
歴史とかを読むに、昔の人は寿命が短かったり、戦で命を落としたりと、過酷な環境ゆえに、考えは早熟していたように思います。
現代は、「寿命が長いから・・・」と、精神的に成長するのに時間が長くかかっているように思います。
本人は自覚していなくても、社会がそういう考えで形成されている感じです。
その癖、仕事は高度で複雑、なおかつ大量にこなさなければいけません。
やらなければいけない量とスキルは、物凄く大人なのに、精神は追いついていない。
そのギャップが、うつ病などのメンタルヘルスに繋がっているのではないでしょうかね。
薬やバーチャルな世界で時間操作をするのではなく、もっとリアルな世界をゆっくりとした時間の流れの中で過ごしたいです。
けれど現実的には、連続したゆったりとした時間を過ごすのは無理ですから、日々の寝る30分前とか、そういう短時間の中で、心の安らぎを作りたいものです。
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