2014年06月28日

2014年上半期、新潟で一番の衝撃は、「東新潟自動車学校」のCMが、地元アイドルNegiccoになったことだと思います/なぜ文豪・芸術家ほど、遠回りの道を選択するのだろうか?

【2014年上半期、新潟で一番の衝撃は、「東新潟自動車学校」のCMが、地元アイドルNegiccoになったことだと思います】


下のMVは、7月22日にリリースするNegiccoの新曲です。
ORIGINAL LOVEの田島貴男さんプロデュースです!
去年の「アイドルばかり聴かないで」は小西康陽さんプロデュースでした。
今回は、田島貴男さんということで、ピチカート・ファイヴつながりで俺歓喜。
来年は、野宮真貴さんプロデュースでお願いします。
なお、撮影に使われたロケ地は全て、私の近所!



(Negicco「サンシャイン日本海」MV(Full)←下で書きます、みかづきのイタリアンも登場しています)


昨日、後藤真希さん復活の件を書いたところ、twitter上でえらく反響がありました。
その後もtwitter上にて仲間と、アイドルについて語っていましたら、アイドル評論家として有名な掟ポルシェ(おきてポルシェ)さんにリツイートされて驚きました。
しかも、フォローもしていただきましたよ。ありがとうございます。
やはり私は、リア充たちのような生活より、ヲタとして生きるのが正しいようです。


●ブログ:掟ポルシェの赤黒い日記帳
http://blog.excite.co.jp/porsche/

●掟ポルシェ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%9F%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7


なんだか最近、新潟のB級グルメ「イタリアン」がやけにクローズアップされております。


●「伊勢うどん」VS「新潟・イタリアン焼きそば」−伊勢神宮外宮前で対決 - 伊勢志摩経済新聞
http://iseshima.keizai.biz/headline/2072/

●みかづき@WEB(イタリアンを販売している新潟のお店)
http://mikazuki-go.com/


なんだか、超アウェイな戦いだし、異種格闘技戦みたいだなあ。
同ジャンルなら、新潟は「へぎそば」ではないだろうか。


この不利な状況の中ではありますが、みかづきのイタリアンは、ノーマル仕様の他に、カレーイタリアン、ホワイトイタリアンなど、トッピングされるソース換装により、ストライクガンダムのように、さまざまな戦況下で戦えるのが強みです。
過去、何十ものバリエーション展開をしており、コンプリートした者はいません。
圧倒的じゃないか、我が軍は。


そういや、好視聴率だったドラマ「花咲舞が黙ってない」の最後でも、杏さん達がイタリアンについて語っていましたね。
お父さんの渡辺謙さんが新潟出身だからでしょうか?


そんな新潟でオンエアされている地方CMで、今年一番の衝撃は、1980年代前半から続く「東新潟自動車学校」のCMが変更されたことでしょう。



(これがオリジナル版です)

●東新潟自動車学校とは (ヒガシニイガタジドウシャガッコウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%9D%B1%E6%96%B0%E6%BD%9F%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%AD%A6%E6%A0%A1

新潟県民100人に「託児所があって親切指導の自動車学校と言えば?」と聞いたところ、なんと!100人中98人が「東新潟自動車学校!」と答えるほどの知名度である。 あのCMのお姉さんは今は何歳なのか?というのは新潟県ではタブーとされている。託児所に預けられている子供も今や自分の子供を託児所に預けて東新潟自動車学校で教習を受けているのは想像に難くない。 新潟総合テレビの正午過ぎのローカルCMとして、和光ベンディング・角上魚類・ヤマサキしょうゆ&みそと並ぶローカルCM四天王に数えられている。 「笑っていいとも!」「笑っていいとも!増刊号」のスポットCMとして頻繁に放送されたため、新潟県民にとって「いいとも」と東新潟自動車学校は切っても切れない関係にあると言っても過言ではない。


2014年3月より、新潟の地元アイドルNegiccoが出演する新CMになりました。


(大昔からCMをやっているのを自虐ネタにしたバージョン)


おお、フルモデルチェンジでは無くて良かった。
むしろ、アップデートされております!
これならば、幅広い世代に愛されると思います。


新潟県民同士が、県外でばったり会ったら、
「東新潟自動車学校は」
「託児所があって親切指導」
という合言葉を交わしているのは、ここだけの秘密情報です。


※※※


【なぜ文豪・芸術家ほど、遠回りの道を選択するのだろうか?】


高名な作家に、ある人が質問しました。


「小説家になるためには、どうすればいいですか?」


小説家は、こう返事しました。


「何か一つ、どれでもいいから、外国語をやりなさい」


ほかの言語を経由することで、日本語という言葉がより立体的に、陰影を持って感じられるようになるのかもしれません。
日本語で書くうえで、何か遠回りのようにも感じますね。
しかし、実際にほかの言語を徹底的にやって、日本語の小説家として大成した人は多いのです。


その代表的な人物に、明治の文豪・夏目漱石がいます。
漱石はロンドンで、「夏目狂せり」という噂が立つほど、根を詰めて英文学を学びました。


また、世界に多くのファンを持つ村上春樹さんは、アメリカ文学に通じ、たくさんの翻訳を手がけています。
最初の作品は、まず英語で書き始めて、それから日本語にしました。


フランス文学を修めた作家ですと、太宰治、大江健三郎、澁澤龍彦などがいます。


一つの外国語をやることで、実際、小説家としての「思考の筋肉」がつくようです。
「達人のアドバイス」には元手がかかっているほど貴重なものです。
しかし、ふと言われると、聞いた人には、原因と結果が簡単に結びつかず、すこしゆっくり考えないと、真意に気づかないことが多いのです。
(脳科学者・茂木健一郎さんの解説)


※※※


文豪や芸術家。
無から有を生み出す人物たちは、しばしば名言を残します。


もちろん、その道を一直線に突き進む中で得る名言もあることでしょう。
中には、まったく別のジャンルに精通することで、名言を発する人もいます。


例えば、芸術家・岡本太郎さん。
東京美術学校を休学後、パリで10年間を過ごしました。


「何のために絵を描くのか」という疑問に対する答えを得るため、マルセル・モース(フランスの社会学者/文化人類学者)のもとで、絵とは関係のない哲学・社会学・民族学を学びました。
そのおかげで、思想家、文筆家としても有名です。


岡本さんは、以下のような言葉を残しています。


・いつも自分自身を脱皮し、固定しない。そういう人は、常に青春を保っている。


・人に理解されたり、喜ばれようなんて思うな。むしろ認められないことを前提として、自分を猛烈に突き出すんだ。


・この瞬間瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるんだ。


・人間の生活は矛盾だらけだ。それに耐え、そのマイナス面をプラス面に転化してゆくこと。それが創ることなんだね。


・芸術はいつもゆきづまっている。ゆきづまっているからこそ、ひらける。


・勝とうが負けようがどっちでもいい。ただ、完全燃焼、全力をつくす。ぼくは、そういう主義を貫いている。


・人間の運命というものは、99.9%が成功しない。成功者でないほうが、より人間的な運命だ。


・人間は精神が拡がるときと、閉じこもるときが必ずある。強烈に閉じこもりがちな人ほど、逆に拡がるときがくる。


岡本さんの言葉は、エネルギーがありますね。
そして、絶望した人に対しても、救済の言葉を与えます。


こういった、芸術とは一見、関係ないような生き方、考え方も、後の成功を考えてみますと、ちゃんと生きているのではないでしょうか。

Posted by kanzaki at 2014年06月28日 22:18