子供たちの暴力やいじめを防ぐため、怒りの感情をコントロールする「アンガーマネジメント」を教える試みが、各地の小中学校で始まっています。
(日経より)
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【学校での取り組み内容】
学校ではアンガーマネジメントを以下のように指導しています。
●キレそうになる自分の信号を知る:
怒りを制御ができなくなった自分の姿を知ることが、感情を爆発させない為に大切です。
無意識に表れる体の変化について、グループごとに体験を話し合います。
例えば、「相手をにらみつける」「口の中が渇いてくる」など、怒った時の自分の変化を冷静に分析します。
生徒からは
「素直な感情を友達に話せるようになった」
「親とのケンカが減った」
などの声が上がっています。
アンガーマネジメントは、怒りの根源を分析し、自分の感情を冷静に伝えるものです。
これまで、社員研修など大人に対する指導が中心でした。
しかし、子供のころから身につけさせるための授業が、学校現場に広がっています。
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【アンガーマネジメントの3つのステップ】
アンガーマネジメントは3つのステップから成り立っています。
「深呼吸」→「視野を広げる」→「深いの原因伝える」です。
(1)気持ちを落ち着かせる:
・自分が怒っていることに気付く
・会話を打ち切って時間をおく
・目を閉じたり、深呼吸してみる
(2)考え方を変えてみる:
・相手の立場で考えてみる
・「自分だけが不利益を被っている」という考えをやめる
・「○○でなくては認められない」という考えをやめる
(3)冷静に自分の気持ちを伝える:
・怒りの原因となった事実を伝える
・自分の正直な気持ちを伝える
・相手に直してほしい点を伝える
1970年代、アメリカで普及がはじまり、日本でも職場のコミュニケーション促進やストレス対策などに取り入れられています。
3年前、一般社団法人「日本アンガーマネジメント協会」が設立されました。
全国で開く指導者養成セミナーで資格認定を進めています。
●一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 - イライラしない方法 怒りのコントロール
http://www.angermanagement.co.jp/
感情処理の方法に癖がついてしまった大人より、子供のほうが指導効果が高いと言われています。
また、教員側も身につけることで、キレる子供の心境を深く理解し、適切な指導につながるそうです。
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実際、仕事などで、カチンと来ることは多々あります。
普段は穏やかに過ごしていても、時として、怒りが爆発してしまいます。
ただし、怒りの感情が湧き上がっても、決して、相手にその感情をぶつけてはなりません。
後で修復が大変だからです。
一番困るのが、イライラや怒りの感情が沸いている中、全く別の人から声を掛けられた時です。
八つ当たりしそうになります。
これはマズイ。
私はそういう時、極力、人との接触を避けます。
怒りの感情を制する術を知らないと、結局、自分が損してしまいます。
昔ならば、失敗などの経験を積み上げて覚えたであろう技術です。
それを「アンガーマネジメント」という体系化されたもので身につけられるのは、非常にありがたいですね。
下記は、アンガーマネジメントではないかもしれませんが、怒りを抑えるのに必要なコツだと思います。
・他人や過去の自分と比べない。
・勝つことよりも、強くなることを考える。
・完璧主義を求めない。
・1つひとつ片付ければいずれ終わる・・・とりあえず目の前の事に集中
・当たり前のことを当たり前にやる
最近、仕事が忙しく、まさに仕事に追われています。
冷静な判断も出来にくいし、何からやればいいのかパニックになっています。
その為、最近は「目の前の事に集中」し、1つひとつ片付けることにしています。
本当は、大きな目標に向かって、ピラミッド型に仕事をこなせば良いのですが、そんな事を言ってられません。
だから、とにかく目の前の事に集中しています。
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【関連記事】
●アンガーマネジメントとは?〜企業や学校が注目する「怒りを上手にコントロールする心理教育プログラム」
http://kanzaki.sub.jp/archives/003079.html
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