同じ事を言うにしても、言い方によって、受け止める側の印象は随分と違うものです。
手紙だってそうです。
しかし、会話と違い、相手に読んでもらう迄に、表現を変えてみたり校正する時間があります。
手紙文化振興協会理事長・むらかみ かずこさんが、前向きな文言に置き換える効能について解説していました。
●むらかみかずこのほんのり楽しむ手紙時間
http://www.yourletter.jp/
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手紙を書く時には、前向きな言葉を選んで書きましょう。
昔から、言葉には「言霊(ことだま)」という不思議な力が宿るとされています。
「無理」「疲れた」「嫌い」「つまらない」といったネガティブな言葉は、相手を嫌な気持ちにさせます。
更に、自分の価値まで下げてしまいます。
以下のように、後ろ向きな言葉から、ポジティブな言葉に置き換えてみましょう。
×「〜しないほうがいいと思います」
○「〜するといいと思います」
×「失敗しないように頑張ってください」
○「うまくいくように応援しています」
×「なんだかついていません」
○「いい勉強になりました」
×「もっと早くから準備しておけばよかったのに」
○「早めの準備が成功のポイントですよ」
言葉は、言葉どおりの現実を運んできます。
前向きな言葉をつづる習慣を付けることで、気持ちや考え方まで前向きになり、仕事も人生も運気が上がっていくでしょう。
※※※
ストレスが無いと自覚している人は、決して楽な仕事、生活をしているからではありません。
ゆるいポジティブ思考だからです。
いわゆる、エリートビジネスマンは、この類です。
辛いことがあっても、それは「挫折」ではなく、「よい教訓」と考えます。
また、そういう方々からは、ネガティブな発言を聞きません。
誰かに対してネガティブな言葉を発すると、脳は「あなた」「私」という判別が無いので、自分自身にネガティブな言葉を言うことにもなります。
ネガティブな言葉を浴びせられれば当然、落ち込みます。
自分で自分を追い詰めてどうする。
ゆるいポジティブ思考と書きましたが、「ゆるい」というのは、その思考すらあまり執着していないからです。
気軽に行い、相手から共感を得て、笑顔を自然と増やしていきます。
「変化」は、外面的な姿や形が変わる事。
「変容」は内部が変わった結果外に現れた様子が変わった事。
私達が本当に大切なのは、「変容」なのです。
そのためには、考え方を変えていく必要があります。
人生は言葉の通りになります。
今まで意識せず、ただ思いついたままで口にしていたことは、危険だったのです。
手紙などの文章も同じです。
更にやっかいなことに、文章は形に残ってしまいます。
変えていく方法は、今の環境から逃げ出すことではありません。
逃げても新たな場所で、同じ問題・悩みに遭遇します。
なにせ、受け取り手である、あなたが何も変わっていないのですから。
まずは同じ状況下でも、前向きな言葉を選ぶことです。
難しいことかも知れません。
私だって、偉そうに書いていますが、追い詰められると、ステキな言葉が出せません。
高額なポジティブ思考のセミナーへ参加して、難しいノウハウを聞いたって、実行なんて殆んどできません。
それより、たった一つのコツである「前向きな言葉を選ぶ」をやってみませんか?
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