野辺へ出てまいりますと、春先のことで、空にはヒバリがピーチクパーチクピーチクパーチクさえずって、下にはレンゲたんぽぽの花盛り。
NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」。
主人公の女の子が、落語家を目指すお話しです。
弟子入りした先の師匠・徒然亭草若(つれづれてい そうじゃく)を演じたのが、俳優・渡瀬恒彦さんです。
冒頭に書いたのは、落語「愛宕山」の一節。
劇中でよく、草若師匠が噺しており、全体のストーリーの重要な鍵となっております。
渡瀬恒彦さんは数多くの代表作を持っています。
私にとっては、ちりとてちんの草若師匠のイメージが強いです。
【訃報 #渡瀬恒彦さん 】俳優の渡瀬恒彦さんが亡くなりました。2007年放送の朝ドラ『 #ちりとてちん 』。上方落語の世界を描いた本作から天才落語家役の渡瀬さんと #貫地谷しほり さんが出会う名シーン。渡瀬さんのお声が心にしみます https://t.co/5FJIGsaxmm
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) 2017年3月16日
ちりとてちんの放送から随分と時間が経ちましたが、今日までまったく老いること無く、あのイメージのままでした。
今回の訃報に際し、ネットのホットキーワードに「ちりとてちん」が上位に上がっていました。
私のように、今でも師匠のイメージが強い人が多かったことが嬉しかったです。
私が落語を好きになるきっかけは、このドラマです。
あのドラマ以上に好きになるものは、いまのところありません。
下記のサイトでほんの少しですが、渡瀬恒彦さんのシーンを観ることができます。
●第35回 連続テレビ小説「ちりとてちん」03 _ NHK名作座 _ NHKアーカイブス
http://www.nhk.or.jp/archives/meisakuza/detail/?vol=35&dasid=D0009111026_00000
師匠との出会い
大阪で頼るあてがなくなり失意の喜代美の耳に、
昔、祖父・正太郎といつも聞いたカセットテープの落語の声が聞こえてくる。
その声を辿っていくとある一人の初老の男性の元に辿り着いた。
●第35回 連続テレビ小説「ちりとてちん」05 _ NHK名作座 _ NHKアーカイブス
http://www.nhk.or.jp/archives/meisakuza/detail/?vol=35&dasid=D0009111028_00000
草若、復帰。落語「愛宕山」
舞台上で号泣した小草若に、客席は静まり返る。
そんな時、師匠・草若がついに高座にあがる。話し始めたのは落語「愛宕山(あたごやま)」。
喜代美がかつて祖父教えてもらい、心の支えにしてきた落語そのものであった。
劇中、病で他界したあと、イメージ映像として、タンポポをくわえて地獄の高座へ向かうシーンがありました。
あれはかっこよかったなあ。
NHKさん、また再放送をやっていただけないでしょうかね。
かげろうがこう萌え立ちまして、遠山にはふあ〜っと霞の帯をひいたよう。Posted by kanzaki at 2017年03月16日 23:09
麦が青々と伸びて菜種の花が彩っていようかという本陽気、やかましゅう言うてやってまいります、その道中の陽気なこと。
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