監督:松重豊
原作(作):久住昌之
原作(画):谷口ジロー
出演:松重豊、内田有紀、オダギリジョー
【概要】
原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる同名漫画を実写化し、グルメドキュメンタリードラマの代名詞的存在として長年にわたり人気を集めるテレビドラマ「孤独のグルメ」シリーズの劇場版。
主演の松重豊が自ら監督を務め、主人公・井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描く。
2025年製作/110分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2025年1月10日
『劇映画 孤独のグルメ』本予告<主題歌:ザ・クロマニヨンズ「空腹と俺」>【2025年1月10日(金)公開】
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【感想】
昨年放送した「それぞれの孤独のグルメ」はイマイチでした。
結局全話観たし、女性トラックドライバーの回、こども食堂の回とか、お気に入りの回もあります。
けれど、このドラマのファンは、あまりドラマパートがごちゃごちゃしているのは好きではないかと思います(別のドラマで観ればいい)。
過去のレギュラー回でも、うるさい・面倒くさいゲストキャラの回は、早く食べるシーンへ行ってくれよと思っていました。
先日の年末スペシャルは、通常の感じに戻っていたので、ほっとしました。
※
劇場版はドラマパートが増えるだろうから、そこが一番不安でしたね。
実際、後半はスープ作り(いつの間にやら、ラーメン作りになっていたけれど)のドラマパートのみでした。
しかし不思議と、「それぞれの孤独のグルメ」の時のような嫌悪感はありませんでした。
「孤独のグルメ」は決して、「孤立のグルメ」じゃないことがちゃんと伝わる内容だったからだと思います。
たった一回の食事でも、食材を作る人の思い、料理をする人の思い、食べる人の思い・・・・・・いろんなものが組み合わさって、はじめて成立します。
そういう当たり前で見過ごされそうな部分を丁寧に描いていました。
そのおかげで、ドラマパートに不愉快さが無かったのだと思います。
各地域での人との出会いがうまく繋がって、最終的な料理の完成へ向かうのは、とても良かった。
人の優しさのバトンリレーが心地よい。
なんだろう。
昭和とか平成初期に観た邦画の雰囲気が感じられるのかなあ。
伊丹 十三(いたみ じゅうぞう)作品に通ずるものがあります。
※
前半は、テレビドラマ同様に、定期的に食事シーンも入ります。
フランスや長崎、韓国等での食事シーンを上手いタイミングで差し込んでおり、さながら年末スペシャルのよう。
映画でも、その雰囲気はちゃんと保たれていました。
未見の方は、その辺は安心してよいかと思います。
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