2010年07月17日

「街中充電ネットワーク」促進のため、「うる星やつら」のラムちゃんをキャラクターにしたステッカーを配布

新潟県は7月14日、電気自動車(EV)の普及をする為、充電コンセントを提供する企業、団体の募集を開始したそうです。
「街中充電ネットワーク」と名づけ、1,000か所を目標としています。
提供事業者には、新潟市出身の漫画家・高橋留美子先生の「うる星やつら」のキャラクター「ラムちゃん」のステッカーを配布します。
現在、県内の充電設備は26箇所なので、1,000箇所はかなり高いハードルですね。

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充電の際、電気料を幾らで徴収するのかは事業所に任せるそうです。
(100ボルトコンセントを開放した場合、電気料は1時間24円程度)
ですので、来客増を狙って無料にするところもあるでしょう。

電気自動車という言葉は、ニュース等でよく見かけるものの、実際に一般の方が所有しているというのを聞いたことがありません。
否、運転したことがある人も殆どいないんじゃないでしょうかね。

車両価格が高いのも理由の一つですが、フル充電をできる場所が、自宅以外に無いことも大きな理由ですよね。
出かけた先でエンストしたなんて事になったら、たまったもんじゃありません。

私はよく分からないのですが、電気自動車につなぐコンセントって家電と同じ?
もしそうならば考えようによっちゃ、長いケーブルさえあれば、どこの建物内のコンセントからでも充電できますよね。
でも、電気自動車をフル充電させるのに、約14時間ぐらいかかるそうですから、ガソリンスタンドでガソリンを給油するように素早くはできないのが困りものです。

本当に将来、電気自動車って普及するのでしょうかね。
地球上にある原油がいつ枯れて無くなるのか分かりませんが、どうも遠い話しのように思います。
普及しなければ環境的には困るのでしょうが、最近では、マイカーを持たないという選択をする人も増えてきました。
トラックなどの物流事業等の商用車は、まだまだ電気自動車へ切り替えは難しいでしょうし、モノの流れが止まっては困りますから、しばらくこのままでしょう。
そうすると、一般の我々の交通手段をマイカーから公共交通機関へ切り替えていく方が、電気自動車による環境保全よりも手っ取り早いかもしれません。

私の会社の年配の人に聞くと、マイカー通勤が増えたのはこの20年ぐらい。
それまでは駅から会社まで、社用バスが運行していたとか。

私の住むような地方では、一家に一台ではなく、一人に一台マイカーを所有しているのが当たり前になっています。
当然、維持費は自腹。
その利用の殆どが、会社の通勤、買い物。
マイカーを持つという楽しみ・自由はあるものの、なんで「生きていくため」のインフラとしてマイカーを持つのが当たり前になったのでしょうか?

日本って海外に比べて、子供の養育・教育費の個人負担が非常に高いです。
そしてここに、マイカーの維持費、住宅のローンが加わります。
周りの人達を見ても、家庭内の収支が毎月赤字のところが多いです。
なんで当たり前の生活をするのに、こんなにも苦しい思いをしなければいけないのか。
個人で耐えきれない問題は、政治の問題になってくると思います。
でも、どの政党からも、普通の生活が出来るのが当たり前になるイメージが見えてきません。
それどころか、ますます個人負担が増えそうです。

生活が苦しくなっているこの日本に、未来的イメージの電気自動車が本当に普及するとは、どうも思えない。
大学と国と企業が、研究材料の対象としているだけのように感じます。
だらだらやっているだけならば、我々一般庶民には無意味。
それより本気で、地方の公共機関を充実させてくださいよ。

Posted by kanzaki at 23:56
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