2015年11月29日

新潟のスーパー大手「原信(はらしん)」は、レジでの袋詰めサービスを全店舗で行っています〜1商品を袋に入れるまでのタイムは3.3秒以内

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新潟のスーパーの最大手は、「原信(はらしん)」です。
こちらのスーパーの特徴は、レジでの袋詰めサービスを全店舗で行っていることです。


袋詰めサービスを全店で行っているスーパーは、新潟県で他にありません。
全国でも限られています。


●原信・ナルス
http://www.hnhd.co.jp/
(アクシアル リテイリング株式会社・新潟県長岡市)


●サービス紹介「袋詰めサービス」
http://www.hnhd.co.jp/service/packer/

日本一のサービスを目指す取り組みとして、あげられるのがレジでの袋詰めです。
一般にスーパーマーケットではお客様自らがお買いあげ商品を袋に詰めますが、私たちの店舗ではこれをチェックアウトと並行して従業員が行います。 他社にマネできない<袋詰め>を素早く行い、お客様の手をわずらわせないということで、このサービスは大きな評価をいただいています。


(地元新聞朝刊より)



・1988年(平成10年)、一部店舗のレジにて、袋詰めサービスを開始しました。
翌年、全店舗にてサービスを拡大しました。
他社が速さ・効率を重視するセルフサービスをする中、生き残る差別化として実施したのです。


・このスーパーの袋詰めは、袋の中の商品が崩れません。
これは、従業員の試行錯誤のたまものです。


・袋詰めサービス開始直後のこと。
お客様アンケートでは、「遅い」「雑だ」という否定的な意見が大半を占めました。
従業員は開店前や閉店後に、TQM活動(総合的品質管理)の一環として、詰め方を研究しました。


・時間短縮のため、商品のバーコードを素早くレジに読み取らせる手法を身につけました。
現在では、1商品を袋に入れるまでのタイムは、3.3秒以内が全社目標となっています。


・袋詰めに関するマニュアルは、お客様の声も取り入れ、何度も改訂しています。
商品を立てて置くか、寝かせて置くか、レジ袋が破れていないかなど多岐にわたります。


・作業の効率を上げるため、レジ台に設置した袋の取っ手を下げるホルダーは、位置を変えるなど、合計8回改良しました。


・今では、セルフよりも、従業員が袋詰めした方が、店外に出る時間が早くなったそうです。
セルフ用の袋詰めスペースを広く設ける必要もなく、その分、商品を多く並べることも可能になりました。


※※※


原信は長岡市発のスーパーですが、いつの間にやら新潟市で、一番目立つスーパーになりました。


駐車場が、ものすごく広い(新潟はマイカー社会)。
店内は都会的なイメージで、売り場も通路も広いです。


そこへきて、袋詰めサービスまで導入しているので、新潟市を基盤とする老舗「清水フードセンター」を追い越してしまいました。


その清水フードセンターは売り上げ低迷により、ついにイオングループの傘下となり、地元民に衝撃が走りました。


清水フードセンターの強みは、惣菜がとても美味しいこと。
原信より単価は高いですが、味は別格です。
イオングループになっても、社名と惣菜類は残るそうなので、ほっとしています。


●清水フードセンター
http://www.shimizufood.co.jp/


私は清水フードセンターの方をよく利用します。
近いからとういうのも理由ですが、やはり単価は高くても惣菜が美味しいですから。


私が、原信のいいなあと思う点は、イートインコーナーが広くて清潔なところです。


●原信カフェ・ナルスカフェ
http://www.hnhd.co.jp/service/cafe/

カフェコーナーはどなたでもご利用いただける「休憩コーナー」です。
店舗によってはカフェカウンターが設置してあり、焼きたてのパンやコーヒー、ソフトドリンクを販売しています。
また無料のお水やお茶をご利用いただけます。
店内でお求めの商品の飲食やお友達との語らいの場としてご利用ください。


大抵、その横にパン屋(その場で作成)が併設されています。
そこのパン屋の味と値段、ボリュームが良いです。
最近、街のパン屋は不景気のせいか、原材料をケチっており、パンの大きさがもの凄く小さくなってしまい、あまり利用しなくなりました。
原信のパン屋はコスパが良く、イートインコーナーで食べることも出来て便利です。


下手なコーヒー店よりも使い勝手が良く、そこで勉強している学生や、家族で食事をしている人を多くみかけます。


ここまで進んでいる地方スーパーって、意外と他県では少ないのではないでしょうかね。

Posted by kanzaki at 22:57
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