2015年12月18日

自分の体ぐらい自分でねぎらい、感謝しなければと思うのです

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寒い朝の街を歩いていた時のこと。


なぜかその時、一歩一歩を確かめるように歩き、体のいたるところを意識してみました。
足を前へ出す動き、それに伴う体の加重の変化。
息を吸って体の中を通る感覚、そして再び吐き出す感覚。
顔に触れる風のの流れや温度。
その他、わずかな動作・瞬間であっても、いろんなことを感じようと思えば感じられます。


こうやって感じ取ったものは、頭の中で描いた「妄想」ではなく、「現実」です。
現実逃避ばかりする自分にとって、現実を体感するのは怖い部分もあります。
しかし怖がっている間も、こうやって私の体は、ちゃんと生きる為に動いてくれるのです。


自分の思ったとおりに、ちゃんと動いてくれる体。
ふと、自分の体に感謝しなければと思いました。


私は身勝手でわがままで、めちゃくちゃな行動ばかりしています。
そんなわがままを自分の体は、いつも素直に受け入れて行動してくれます。


そんな体をいたわったり、感謝することをしたことがありませんでした。


病気やケガをしたことも多々あります。
思い返してみると、全て「自分の心の弱さ」が原因でした。
ストレスを抱え、それが体に症状として出てきたのです。
そのケアも適当で、体に大きな傷跡として、いまでも残っています。


いつも思いつきで動き、いつも適当なところで簡単に挫折し、なにも成長せずにここまで来てしまいました。


私の心を担当することになったこの体に、ふと申し訳ないなあと感じたのです。


非現実的な妄想ばかり頭に思い浮かべます。
そのくせ、自分の体で見たり感じたりしたことをおざなりにしていました。
現実を軽視していたのですよね。


もっとちゃんとした心の持ち主の体を担当していれば、さぞかしパフォーマンスのいい動きと、それに伴う成果が出てきたことでしょうに。


後悔したところで過去は戻りません。
しかも、まだまだ人世は長いです。


この体に感謝し、その日その日起こる目の前の出来事に、真摯に取り組みたいと思いました。
自分の心が原因で、もう体を傷つけないようにしたいと思います。


これを来年の決意にしたいと思うのです。
一年も終わりに近づいたところで、ふと思ったことでした。

Posted by kanzaki at 23:24
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