(新潟市がタレカツ丼推しであっても、私は卵で閉じたカツ丼が好き)
新潟市のカツ丼といいますと「タレかつ丼」です。
●新潟市のご当地B級グルメ「タレかつ丼」を味わえるオススメのお店 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2137551271073597201
卵でとじていません。
揚げたてのトンカツを醤油ベースのタレへくぐらせ、そのまま、ごはんの上へ乗せたものです。
薄めの衣カツと、甘辛醤油ダレで、食が進みます。
カツが薄めなのは、カツレツが起源だからです。
他県のソースカツ丼は、かなり分厚目のカツで、さらにソースでベタベタ。
食べごたえはあるのですが、私にはちょっと胸焼け気味です。
タレかつ丼は醤油ベースのタレで、尚且つ、一つ一つのカツが小さめなので食べやすいです。
※
新潟市に住んでいるので、タレかつ丼推しで行きたいところです。
しかし私はどちらかというと、卵でとじたカツ丼が好きだったりします。
タレかつ丼は、天ぷらをどんぶり飯へ乗せた「天丼」に近いと思います。
卵でとじたカツ丼とは、親子丼とかに近いと思います。
だから競合しないはずなのですが、最近は、卵でとじたカツ丼が食べられる店が随分と減ったように思います。
新潟市ですから、仕方がありません。
今日の昼めしは、三越デパートのレストラン「マーガレット」で食べました。
最初、隣の寿司屋へ入ろうと思いましたが予定変更。
理由は、ガラス越しにあった見本の中に、「かつ丼(税込950円、みそ汁・お新香つき)」があったからです。
店内は天井も低く、今どきな装飾もない、昭和を思わせる感じでした。
私にはこれぐらいが丁度良いのですよ。
出てきたカツ丼は、イメージそのまんま。
ちゃんと卵でとじていましたよ。
卵や出汁でしみたカツがうまいのなんの。
ウマ味が染みこんだカツは、タレカツ丼の甘ダレ醤油とは方向性の違う優しい味わい。
そして、タマネギの甘みと柔らかくなった食感もいい。
全国民が知っているカツ丼の味わい、そのものでしたよ。
感心したのが、カツの上の僅かな部分だけは、卵で閉じていないこと。
その部分だけは、衣のサクサク感が残っており、食感の良いアクセントになりました。
※
久しぶりに、卵で閉じたカツ丼を食べて、本当に幸せでした。
なんでこんなに、卵で閉じたカツ丼が好きなのかというと、幼いころ、近所の食堂でよく食べていたからです。
たまに親からお金を渡され、自分一人だけで食べることがありました。
その時に注文していたのは、オムライスか、カツ丼だったのです。
オムライスは、ケチャップで文字が書かれていたのが嬉しかったです(なんて書いてあったかは忘れましたが)。
オムライスの場合、一緒に出てくるスプーンが、紙ナプキンで巻かれてあるのも、子供心に好きでした(ちょっとしたレストラン風に思えたのかな?)
オムライスとカツ丼、どちらも幼い子供には、ビジュアル的に気に入ったのでしょうね。
食べ物の好みというのは、幼いころの記憶が要因になっているかと思います。
だから、いくら新潟市がタレかつ丼推しであっても、私は卵で閉じたカツ丼を食べてしまうのです。
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