2016年04月07日

よく利用していたコンビニが閉店することで感じたこと

よく利用していたコンビニが閉店します。


この数週間、閉店を控えて、店内の商品が少なくなってきています。


賞味期限の短いもの(パンや弁当など)は、割りかし普通に陳列しています。


しかし、飲料用の冷蔵庫、お菓子やカップラーメンの陳列棚は、スカスカ状態。
新商品を新たに仕入れることも無く、在庫商品だけを置いてあるだけ。


もともと、そんなにお客の入らなかったコンビニが、商品の陳列数と相まって、ますます寂しくなっています。



なんとなく、このコンビニと、将来の老いた自分を重ねてみたりします。


年齢を重ね、新たな情報・経験・モノに無関心になり、今自分にあるものだけで生きる。
当然、あるものを消費していくだけから、ますます減っていく。
そんな未来の自分を想像してしまうのです。


今の年配のみなさんは、カルチャースクールやボラティア、旅行にスポーツなど、かなりアクティブです。
中国人真っ青な爆買いをする人もいます。
お金があるからねえ。


逆に、60歳後半を過ぎてもお金が無いので、現役で働き続ける人もいます。
働くだけではなく、老いた親の介護や、40歳を過ぎた子供の世話をして、家庭を支える人も少なくありません。
今朝のNHKニュースで報じてましたね。


私は多分、後者のルートを歩む人生でしょう。
幸い、あまり消費・浪費はしない人間なので、蓄えはしておこうと思います。


あまり手広くしないかわりに、「今」に集中しようかなと。
その日、その日を一生懸命、まじめに取り組むのです。


これは老いてからではなく、今から実践です。


今さら戻らない過去をなげく時間はありません。
不安な未来を前倒しでしょいこむ器でもありません。


余計な妄想は、どんどん膨らむばかりです。
それは自分を苦しめるだけで、なんにも役に立ちませんしね。


ここ最近、いろんな自分を追い詰めるようなことばかりが立て続けにありました。
幸い、昔ほど私は弱くなかったようです。
毎日、ご飯を美味しく、たくさん食べているほどです。


精神的に追い詰められた状態の打破が、「今を生きる」ことでした。


先ほど、自分の将来を悲観的な感じに書きました。


「無関心になり、今自分にあるものだけで生きる。あるものを消費していくだけから、ますます減っていく」


減ってはいくでしょうが、「今」に集中して生きているから、毎日の満足度は高いように思うのです。


多くのモノを手に入れても、積み上げるだけで何もできないのは、少し心残りになります。
それより、今、目の前にあるものを存分に堪能しようかなと。


私が老いるのはまだ先ですが、割りと既に、冒頭に書いたコンビニ状態ではあります。
しかし集中している分、かえって活力が増しているようにも思えるのです。

Posted by kanzaki at 22:56
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