2016年04月21日

新潟市のセブン-イレブンにて、フジパンの「ぽっぽ焼き風 黒糖蒸しパン(税込100円)」が大々的に販売されています〜「ぽっぽ焼き」は新潟市のソウルスイーツ

新潟市のソウルスイーツは、「ぽっぽ焼き」です。
数日前から新潟市のセブン-イレブンにて、フジパンの「ぽっぽ焼き風 黒糖蒸しパン(税込100円)」が大々的に販売されています。
以前にも販売されていましたが、このたび復活です(多分、期間限定)。


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蒸しパンをぽっぽ焼きのような細長い形に模したものです。
味と食感は、黒糖の蒸しパンそのものです。


蒸しパンなので、下に紙が敷かれてあります(本物にはありません)。
本物のぽっぽ焼きは、もっと生地がもちもちしています。
米粉のパンをイメージしてもらえば良いかと思います。



【ぽっぽ焼きとは?】


●ぽっぽ焼き - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BD%E3%81%A3%E3%81%BD%E7%84%BC%E3%81%8D


「ぽっぽ焼き」は、新潟独自の露店メニューの代表格です。
棒状のシンプルな形で、もっちりとした食感と、口に広がる深みのある黒糖の甘さが特徴です。


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(これが本物)


新潟県の下越地域(新潟市のある場所)を中心に人気がある一方、上越、中越、佐渡では「見たこともない」という声も多いです。


しかし去年の春、上越の高田城で桜を観に行った際、ぽっぽ焼きの露店がありました。
最近は、販売網が広がったのかもしれませんね。


ぽっぽ焼きは、新潟市の隣にある新発田市が発祥。
出店先も下越が中心。
同業者は、20人余り(2009年調査時点にて)。
たった20人で、新潟のぽっぽ焼きフリーク達の胃を満たしていたとは驚きです。


焼き手が少ないのは、新規参入が容易ではないのが原因です。
「かま」と呼ばれる専用の焼き台は一般には出回っておらず、特注か、人づてに入手するしかありません。


各々、更に「かま」を独自仕様にしており、例えば、内部に4リットルもの水が張り巡らせてあるモノもあります。


焼き手同士は、技術の伝承や材料の共同仕入れ、出店先の調整などで強く結び付いています。
価格も9本300円に統一しています。
地域の食文化を守るため、ぽっぽ焼きは生地の作り方などが統一されています。
業者間の関係もあり、どこでも店を出せるわけではありません。


長岡市のある中越地域にて、ぽっぽ焼きが全く認知されていないわけですが、それは味の好みの違いらしい。
例えば、生菓子のつなぎに長岡では白玉粉を使いますが、新発田では煎った米で食べ応えを出します。
長岡はソフトな感じが好まれ、ぽっぽ焼きよりも、あんの入った大判焼きやたい焼きが人気だとか。


黒砂糖の独特の風味は、どこか懐かしい気持ちにさせる一方、縁もゆかりもない土地には根付きにくいと分析している人もいます。


県外の人が新潟市へ来た場合ですと、万代シティのバスセンター1Fにある常設型ぽっぽ焼き店「ayame poppo」がおススメです。


●ayame poppo|甘味処[中央区]|新潟グルメガイド(新潟県内5000件のグルメガイド)|トクだね!こまち
http://www.week.co.jp/ngg/122098/

店名 ayame poppo
住所 新潟県新潟市中央区万代1-6-1 バスセンター1F
TEL 025-384-4500(事務所)
営業時間 11時〜19時(土・日・祝日は10時から)
定休日 なし
駐車場 なし
オープン日 2009年6月23日
店舗の特長 街歩きのお供にポッポ焼き


ラブラ2にあるNGT48劇場へ訪れた際、ぜひ食べてみてください。

Posted by kanzaki at 21:25
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