2016年05月18日

「仕事師(=やりて)」とは、自慢せず、当たり前のことを手抜きせず続けてきた誇りと自信を持つ人のこと〜三菱、スズキの燃費不正問題に思うこと

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(新潟日報より)

・仕事の信条を語る表情に共通するのは、やりての自慢顔ではなく、当たり前のことを手抜きせず続けてきた誇りと自信だった。

・「目先の数字は追わない。できない約束はしない。した約束は必ず守る」。
この哲学で得た客の信頼は厚く、客が客を紹介する関係が築かれていた。


※※※


この前、三菱の燃費不正問題が出たと思ったら、今日はスズキからも燃費不正測定があったとニュースになっていましたね。


●スズキ株式会社 企業ニュース 2016年5月18日 国土交通省への報告内容について
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2016/0518/


限りなくグレーな内容ですね。
きっと、他社も多かれ少なかれやっているのだろうなあと、みんな思ったのではないでしょうか。


タックスヘイブンもそうですが、よそで不正をやって得をしているのを見ると、それがさも当たり前のことだと感覚が麻痺して、自らも踏み入ってしまうものなのでしょうか。
ましてや、本社やトップからの命令だったりすると、拒否するわけにもいかないのが実情ですし。
大企業病のひとつですね。


大手企業は、「競争」という名の「見栄」ばかりを追っているからこうなってしまうのでしょうね。
こういうことに巻き込まれない生き方をしたいものです。



この前、「仕事のできる人の基本は、ABC」をご紹介しました。


A・・・当たり前のことを
B・・・ばかにしないで
C・・・ちゃんとやる


●仕事のできる人の基本は、ABC〜A(当たり前のことを)/B(ばかにしないで)/C(ちゃんとやる)
http://kanzaki.sub.jp/archives/003596.html


最後には、この当たり前のところへ舞い戻っていくのだと思います。
私自身も、この言葉を常に意識して働くようになりました。


これをやってから、リアル世界での日常において、「自分語り」「自慢」をする前にリミッターがかかるようになりました。
無駄口をたたかない。
すると、気持ちが軽くなりますね。
飾らないからです。
余計なことに力を出す必要がないのです。


極力、プライベートなことは、聞かれでもしないかぎり、自分からは言いません。
聞かれても、あまり事細かには言いません。
細かく言い続けると、それが自慢話しへつながってしまうからです。


人は、自分の自慢話しは言いたくても、相手の自慢話しは聞きたくないもの。
話しをふっても、相手の話しを100%全力で聞くなんてありません。


気持ちが軽くなった分、仕事もまっすぐ取り組めるし、イライラする頻度も減りました。
同じ仕事、状況であっても、受け止める自分の心持ちで、だいぶ変わるものですね。

Posted by kanzaki at 22:37
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