(食用菊「かきのもと」。さっと湯がいて、おひたしでいただきます。酢系のタレです)
この時期、新潟市の居酒屋へ寄ると、「かきのもと」がメニューにあります。
「かきのもと」とは、主に新潟市周辺で親しまれている食用菊のことです。
普通に、家庭の食卓にものぼります(実際、今日も食べました)。
赤ムラサキ色で見た目にも映しく、シャキシャキと音を立てる歯ざわり、ほのかな甘みと独特の香り。
5感で楽しめる、新潟には無くてはならない秋の代表です。
新潟市の居酒屋へ立ち寄ったら、是非、注文してみてくださいね。
以下、かきのもとについて、JAの資料をもとにご紹介します。
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(花弁が筒状になっています。これが、かきのもとのシャキシャキとした歯ごたえのポイントです)
食用菊「かきのもと」の県内出荷量8割を新潟市南区の白根地区で生産しています。
旬は10月〜11月(栽培技術向上により、4月〜翌年1月まで出荷しています)。
菊を食べる習慣は、日本の北の地域に限られています。
もとは中国から漢方薬として伝わりました。
ムラサキ色のもとである抗酸化物質のアントシアニン、抗炎症作用があるサポニン、ビタミン群といった栄養成分があります。
赤ムラサキ色の菊は、新潟県と山形県のみで食べられています。
山形では「もってのほか」、新潟県の長岡市では「おもいのほか」、新潟市では「かきのもと」と呼ばれています。
名前の由来は、「柿の実が熟すころに花が咲くから」、「垣根のように植えて育てるから」など諸説あります。
新潟で菊が食べられるようになった時期は、江戸時代だといわれています。
新潟市白根地区(合併前は白根市でした)では、昭和45年から米の転作作物として作られるようになりました。
食べ方の定番は、酢と塩を入れたお湯で、さっと湯がいたおひたし。
花弁は鍋から冷たい水にさらした瞬間、鮮やかを増し、酢につけておくと一層きれいな赤ムラサキになります。
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