2017年03月01日

無駄なモノ、無駄な仕事などを手放す方法〜エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(著者:グレッグ マキューン)より

●エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする _ グレッグ マキューン, 高橋 璃子 _本 _ 通販 _ Amazon
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「やらなくては」ではなく「やると決める」。
「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」。
「全部できる」ではなく「何でもできるが、全部はやらない」。


【要約】
すべてのことをやろうとしても無理。
今、自分にとって、もっとも大事なことだけに集中して取り組もう。
そのためには、他の予定や案件をやめること。
他者からの誘いや指示などがあっても、上手に断ること。
エッセンシャル思考の人は、仕事を減らすことによって、より多くを生む出す。


これが、この本の骨格です。
300ページありますが、あっという間に読めるし、考えがシンプルなのでオススメです。


※※※


数年前から、断捨離とか、無駄なモノを捨てるという行為がもてはやされています。
今まで手元に置いておいたものを手放すのは、なかなか難しいことです。
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」では、「ときめくか、ときめかないか」でモノを捨てるか判断しています。


「エッセンシャル思考」でも、似たような判断基準が書かれています。

「どれくらいの価値があるか?」と考えるかわりに、 「まだこれを持っていないとしたら、手に入れるのにいくら払うか?」 と考えるのだ。


仕事やその他の活動でも同じ。
思わぬチャンスが舞い込んだとき、
「このチャンスを逃したらどう感じるか?」と考えるかわりに、
「もしもまだこのチャンスが手に入らなかったら、手に入れるためにどれだけのコストを払うか?」
と考えるのだ。


長期化している仕事のプロジェクトに対して、
「もしもまだこのプロジェクトに参加していなかったら、参加するためにどんな犠牲を払うか?」
と考えるのだ。

このように、「持っていないふり」をしてみるのです。


大抵、高い値段で購入したその当時よりも、かなり安くだったら買うと考えるのではないでしょうか。
品質は良いのだけれど、実際に使ってみると、ものすごく重くて疲れる。
勢いで買ってしまったけれど、滅多に使うこともないので、今だったら絶対に買わない。
買ったからこそ分かるのが、短所・欠点。
広告には、良いことしか書いてありませんからね。


コスト意識をちょっと違った視点で見てみるのが興味深いです。


我々の人生は有限です。
全部なんてやっている時間はありません。
なにかに集中し、それ以外は捨て去るぐらいでないと、ものにはなりません。
それは、どんな天才でもです。


今、この瞬間、ひとつのことだけに集中する。
この考えは、ブッダの教えと同じですね。


明日からの仕事に、この考えを組み込んでみてはいかがでしょうか。
強さとゆとりが期待できます。

Posted by kanzaki at 22:01
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