2017年04月21日
監督・竹下昌男さん、原作者・伊吹有喜さんのインタビュー〜新潟県にて原田泰造さん主演映画「ミッドナイト・バス」の撮影
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今年、新潟県にて原田泰造さん主演映画「ミッドナイト・バス」の撮影が行われました。
来年公開に向け、現在は編集作業中です。
地元の新聞にて、監督・竹下昌男さん、原作者・伊吹有喜さんのインタビューが掲載されていました。
【監督・竹下昌男さん】
・長岡空襲、長岡花火を描いた「この空の花-長岡花火物語（大林宣彦監督）」の撮影で、監督補佐をやった。
そのころから、新潟を舞台にした映画を撮りたいと思っていた。
・「新潟でやったら面白い」程度のものじゃなく、もっと必然性のあるもの。地元の人が「これは新潟でないと」と思うような企画をしたかった。
小説を読み、自分で企画書を作って出版社へ売り込んだ。
【原作者・伊吹有喜さん】
・深夜バスの話しを書くとき、いくつか候補の土地があった。
その中で新潟〜東京を結ぶ、長い関越トンネルが一つの鍵になった。
トンネルを超えると天候ががらりと変わる。
このトンネルを超えると男、戻れば父親という二面性を描けるのではないかと思った。
・「ミッドナイト・バス」には万代シテイバスセンターのカレーや、タレカツなどが登場。
以後の作品にも、かんずりや村上のサケが出てきたり、新潟出身の女性が登場する。
お二人とも、新潟を快く思ってくださるのがうれしいです。
風景、人情、食べ物を良く思っていただけるのは、地元民として本当に感謝です。
私がこの映画で注目したのが、「普通の新潟市」を撮影していることです。
よく、テレビなどで紹介される新潟というと、もの凄い大雪の映像です。
もしくは、新潟県の中越地方、上越地方の昔ながらの風情のある景色、そして長岡の花火大会。
案外、現在の新潟市中心部が全国に紹介されることってないんです。
そりゃそうです。
だって、普通の小さな地方都市ですもの。
ほどほどの高さのビルや商業施設が建ち並び、全国どこにでもあるような店があるだけです。
テレビ映えはしません。
（右に見えるのが「万代シテイバスセンター」。ここの中に、バスターミナルがあり、深夜バスが往来しています）
（この場所で撮影したミュージックビデオが「青春時計」）
最近、アイドルグループ「NGT48」がメジャーデビューしたおかげで、ようやく新潟市中心部（新潟駅周辺）がメディアで紹介されるようになりました。
先週、日本テレビの音楽番組「バズリズム」で、萬代橋から万代シテイバスセンターまでを撮影し、そこにあるバスセンターのカレーや、みかづきのイタリアンを紹介していましたね。
自分が幼い頃から住んでいる場所で、今も若い子たちが行き交い、そしてアイドルが活躍したり、映画の撮影場所になっているのが不思議です。
だんだん寂れて、何もなくなってしまうと思っていましたから。
やはりうれしいですよ。
なにか新しい建物ができたわけではなく、既設の建物を利用して、アイドルや俳優さんが活用してくれるのですから。
ハードウェアではなく、ソフトウェアで活性化。
さてさて、私が普通に利用しているバスセンターが、どう画面の中で表現されているのか、とても楽しみです。
来年の公開が待ち遠しいです。
※
【関連記事】
●映画「ミッドナイト・バス」製作発表〜ほぼ全て新潟県ロケ。主役は原田泰造さん。3月18日は万代シテイパークにて600人のエキストラを入れてライブシーンを撮影
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●原田泰造さん主演映画「ミッドナイト・バス」の撮影完了
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