2017年07月07日

言うと、それが性格になってしまう。だから、悪口や汚い言葉は使わない

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悪口や汚い言葉は使わないように気をつけています。


理由は、発言した言葉が、自分の性格になってしまうからです。



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悪口を誰かに伝えてしまえば、人のことを平気で傷つける性格になります。
それを聞いている相手が同調しようが、否定しようが関係ありません。
口から発した時点で自分の心が、「私は悪口を平気で言えてしまう人間なんだ」と認めてしまうのです。


一度言えるようになると、次から抵抗なく、どんどん悪口や汚い言葉を使えるようになります。
だって、そういう人間だと、自分で決めつけてしまったのですから。
自分で自分を、最低な人間だと判断を下してしまうのですから、どうしようもありませんよね。


人間ですから、感情が生まれるのは当然です。
相手から受けた侮辱で、カチンと来ることがあってもおかしくありません。


感情が即座に「反応」しても、そのあとにどう「行動」するかを決められるのが人間です。
口に出すか出さないかは、自分で決められます。
他人の考えをコントロールするのは大変ですが、自分の考えは自分次第で決められます。


そこで、「悪口を言わない」という選択をする。
可能なら、良い言葉を選択する。
綺麗な言葉を語れば、自分の心もきっと同調してくれるはずです。


※※※


言語習慣を変えれば、思考習慣も変化するそうです。
つまり、「口ぐせ」を変えることで性格も変えることが出来るのです。


これは、人が脳や自律神経によって動かされているからです。
自律神経は、心臓の鼓動や体温調整など、本来は人の意を介さずに整体コントロールを行っています。
しかし同時に、脳が思考したことに無条件に反応する特性も持っています。
例えば、梅干を想像しただけで、唾液が分泌されるような事です。


思考は言語で構成されていますから、言葉が自律神経系、ひいては人そのものを支配するといえます。
言語を操ることで、自分をコントロールする事が出来るのです。


脳には面白い特性があり、現実と想像の区別がつかないそうです。
本当はそう思っていなくても、「今日は楽しい」と口にすれば、脳はこの言葉の意味を読み取り、自律神経がそれを具現化しようとします。
想像上のことであっても、身体は現実のことと同じように反応します。
こういった生理的な仕組みを理解して口ぐせをうまく利用し、性格を変えることが出来るのです。


本当はそう思っていなくてもいいので、「実は人間が好きなんです」「なんて幸せ者なんだ」と何度も口にしていると、本当にそんな気がしてきます。
そして、自分を取り巻く環境を見る目が変わり、人を見る目も変わります。


「ありがとう」を意識的に言うことも良いそうです。
心から感謝の気持ちを持っていなくてもいいので、言いたくない相手に言いましょう。
心は後からついてきます。
それほど言葉の持つ力は強いのです。
自律神経系は人称を解さないので、相手への感謝の言葉も、発生している自分への感謝として解して自信がつきます。


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Posted by kanzaki at 23:18
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