2017年07月16日

ノート術のまとめ〜方眼紙(A3版)1枚にまとめる。線を引いて、「タイトル」「現状」「課題」「打ち手」に分ける

自分の考えを紙に書いてまとめる方法について調べていました。
関連書籍を5冊ほど読んでみました。
各書籍のエッセンスを取り出してまとめてみました。


(1)A3版の紙1枚にまとめる。紙は方眼紙が望ましい。

(2)紙1枚に線を引いて、4つのカテゴリーに分ける。

(3)4つのカテゴリーへ順番に書き込んでいく。

・勉強の場合:
「タイトル(論点)」
「板書」
「気づき」
「要約」

・仕事の場合:
「タイトル(論点)」
「現状(今の状況)」
「課題(その状況に対する解釈)」←注目した問題に対し、「なぜ5回」を掘り下げて本質的な課題を見極める
「打ち手(その解釈により、どんな行動をとるか)」

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(「図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」より)



この考えのコツは、「手書き」ということ。
いきなりパソコンで文章や表を作成しません。
頭の中の考えを紙へ書き出して整理した方が、的確な内容でありながら完成が早くなるからです。


A3の紙1枚にまとめる技術は、トヨタが社内で行っているものです。
「A3思考」とか呼ばれることもあります。
1枚の紙を「目的」「現状」「課題」「対策」「スケジュール」に分割して考えをまとめます。


冒頭で「タイトル」「現状」「課題」「打ち手」と分けました。
アメリカに本社を置くコンサルティング会社「マッキンゼー」の考えです。
これも結局、トヨタと似たようなものです。



私は以前から、仕事でなにか考える場合は、必ずA3の方眼紙を使っています。
オキナのプロジェクトペーパーなど市販の方眼紙ではなく、A3のコピー用紙に5mm方眼を印刷したものを使います。
オリジナルなので、自分の好みの色・太さで印刷できます。


●方眼紙 ダウンロード -方眼紙ネット
http://houganshi.net/houganshi_solid.php
(このサイトでオリジナル方眼紙を作りました)


1日に何十枚も使うわけじゃないから、必要な分だけ印刷したほうが邪魔になりません。
事務所のデスク横には、A1版対応の巨大なプリンターがあります。
A3でまとめきれない場合は、その2倍のA2に方眼を印刷して使用します。
ビジネスコンサルタントの大前研一さんもA2を使用しています。


●経営コンサルタント・大前研一さんの思考整理術〜A2判サイズの巨大な方眼タイプ用紙を使い、「紙の左下」から「ハコ」を書き始める
http://kanzaki.sub.jp/archives/003234.html


最近、自分の思考能力の衰えを痛感しています。
それなのに扱う事案の金額が大きいため、怖くなってきました。
関わる人が多くいるし、方向性を誤るわけにはいかない。
しかも時間は限られており、他の案件も抱えている。
そんなわけで、あらためて色んなノート術・アイディア術関連の書籍を読んでいました。


理解しただけでは意味がありません。
実際に使用して、自分なりに使いこなしていきたいと思います。

Posted by kanzaki at 23:56
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