世界で一番、日本人がティッシュを消費しているそうです。
2位の3倍。
日本人の好きなティッシュのトリビアをいくつかご紹介します。
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(1)ティッシュペーパーとトイレットペーパーの違い:
主原料が違う。
ティッシュペーパーは、木材からとれるパルプ。
トイレットペーパーは、パルプが主原料のものと、古紙が主原料のものがある。
ティッシュは水に濡れても、ある程度の強さを保つよう、原料に薬品を混ぜている。
トイレットペーパーは水をつけると絡み合っていた繊維同士の結合がほどけて弱くなり、ほぐれやすいのが特徴。
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(2)ティッシュペーパーは「綿の代替品」として開発された:
世界ではじめて登場したのは1924年(大正13年)。
アメリカのキンバリー・クラーク社が開発した「Kleenex Tissue」。
第一次世界大戦に不足した「脱脂綿」の代用品とした「セルコットン」の技術を用いて作られた。
当時はメイク落としに使われ、後に「使い捨てのハンカチ」として浸透。
1964年(昭和39年)2月、山陽スコット(現日本製紙クレシア)から、日本初の箱入りティッシュ「スコッティ フェイシャルティシュー」が発売。
同年6月、十條キンバリー(現日本製紙クレシア)から「クリネックス ティシュー」が発売。
「アメリカ生まれの万能ハンカチ」というふれこみで販売をのばした。
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(3)ポケットティッシュ配りは日本独自文化:
「ハンドバックにも入る大きさのティッシュ」というニーズに応じて開発したもの。
1964年に「山陽スコットポケットサイズパック」、1965に「クリネックスポケットパック」が発売。
1960年代後半から、銀行や信用金庫の販促物として配られるようになった。
街中でのポケットティッシュ配りは、日本だけで見られる光景。
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(4)なぜ、ティッシュペーパーは2枚組なのか?:
厚い紙1枚より、薄い紙2枚を重ねた方が強度が増して、手触りがやわらかい。
2枚の紙の間にできる空気層の部分で、水分を吸収できる。
紙には表裏があり、裏のザラザラしている方を内側にして、肌に触れる外側がツルツルの面になるようにしてある。
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(5)日本人が1年間に消費する箱ティッシュの量:
全国平均で15.0箱(2016年調査)。
トップは福島県の22.0箱。
最下位は島根県の10.5箱。
全般的に、東北地方にある県が上位にランクしている。
少し前の2013年は、なぜか新潟県が20.6箱で1位でした(全国平均14.4箱)。
●ティッシュペーパーの消費量 都道府県ランキング(2016年)
https://region-case.com/rank-h28-tissue-paper/
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