2017年12月06日

コミュニケーションは目的なんだよ。〜総合生活雑誌「暮しの手帖」の編集長・澤田康彦さんのお気入りの言葉

総合生活雑誌「暮しの手帖」の編集長・澤田康彦さんのコラムを読みました。
「暮しの手帖」は、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のモデルになった雑誌としても有名です。



最近、編集長が気に入っている金言があります。


<<コミュニケーションは目的なんだよ。>>


知人がふともらした言葉だそうです。


人生で大事なのは、コミュニケートする時間そのものなんだという考えです。
普通、コミュニケーションは、成功というゴールへ向かう手段・ツールと考えがちですよね。


誰かとなにかの時間を共有した瞬間にそれがゴールになっているなんて、なんて素敵なんだろう。
つまり、ほとんどの人生は既に成功しているともいえるのです。


大事なルールは、その人と一緒に使う時間を、気長にていねいに取り扱うこと。
「効率」は考えないのです。


※※※


旅の終着点のことだけを考えず、道中をも楽しむということなのでしょう。


むしろ、道中に重きを置いた旅に価値を見出す。
きっと、生き方としてもそういう方が良いのだろうなあと思います。


誰もが輝かしいゴールに到達するわけではない。
ゴールに到達しなければ、その過程全てが否定されるのかというと、そうでもない。
考え方・捉え方の違いで、幸福度はガラッと変わってしまいます。


他人の評価だけで自分の価値を決めつけてしまっては、本当に疲弊するだけです。
日々の小さな出来事の中に、笑顔になれる発見をたくさん出来る人が、真の天才だと思います。


笑顔になれる発見の中に、「人とのコミュニケーション」が含まれていると思っています。


結構、絶望しやすくて、臭いものにフタをしてしまう怖い世界ではありますが、良い面を忘れないようにしたいものです。

Posted by kanzaki at 23:50
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