2017年12月09日

切り餅・包装餅の出荷額は、新潟県が全国1位〜2位佐賀県の10倍。理由は地元企業で技術共有したこと

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既にスーパーなどで、正月の鏡餅が売り出されていますね。


切り餅・包装餅の出荷額は、新潟県が全国1位です(2014年・経済産業省調べ)。
その額、314億8400万円。
2位・佐賀県の31億6700万円のおよそ10倍です。



包装餅のトップメーカーは「佐藤食品工業(新潟市東区)」です。


●サトウ食品 - サトウのごはん・サトウの切りもち・サトウの鏡餅
https://www.satosyokuhin.co.jp/



サトウの切り餅いっぽん『いっぽんチアガール』篇 15秒
(ずっと、NegiccoがCMをやっています)



AKB襲来 Negicco潰し!? ネギッコの実態と心情
(いやいや。これが不思議と、共存しているのですよ。包装餅同様、みんな県内共同で頑張っていけばいい)


また、忘れてはならないのが、「たいまつ食品(新潟県五泉市)」。
社長は、全国餅工業共同組合の理事長です。


●たいまつ食品|包装餅・鏡餅・デザート
http://www.omochi.ne.jp/home/


ともに、各地元のマラソン大会(新潟シティマラソン、ごせん紅葉マラソン)のトップスポンサーという共通点もあります。


もちろん、「正解は、越後製菓!!」も忘れてはいけません。




・包装の大敵であるカビに対し、各企業&県餅工業協同組合&県食品研究センターが連携して技術開発をしてきました。


・原料の買い付けを共同で行い安定生産を実現させ、包装技術や食品衛生の知識を高めあいました。
特許技術を公開し、組合員間でノウハウを共有したことも産地の発展に結びつきました。


おいしい米と水があることが、まず地の利としてありました。
そして一社独占ではなく、地元企業で技術共有したことが、全国1位の要因だったのですね。
新潟らしいエピソードでいいですね。

Posted by kanzaki at 21:38
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